共通テストと大学入試の多様化

先々週末に大学入試共通テストが行われました。次男は地元の周南公立大で受験できるものと思っていましたが、山大キャンパスまで行く羽目になりました。上の子の場合も浪人すると自宅や予備校の近くで受験できることは皆無で敢えて遠方の受験会場が指定されました。子供が浪人して親も殺気立っていますので、ついつい浪人生に対する嫌がらせかと被害妄想に陥ります。私も40年前に山大キャンパスで共通一次試験を受けましたが、雪の中を歩いてキャンパスに行ったのは昨日のようです。結果は無残でその後の共通一次試験から今日の共通テストに至るまでの国公立の一次試験には自分と子供を含めて悪夢ばかり見続けています。今回もまた悪夢の再来かと思うとげっそりとなります。自分で蒔いた種を自分で刈り取る作業が受験ですので、誰にも文句を言うわけにもいきません。そんなこんなで今年の次男の共通テストも無事に終了しましたが、自己採点はかなり厳しい結果となりました。昨年冬の最終模試でもE判定でしたのである程度は予想していましたが、現実を突きつけられると本人共々滅入ってしまいます。そのため事前にその滅入った時の二次試験への対処計画も予め予備校の三者面談や本人との直接のやりとりで3パターンを準備していました。Aならイケイケゴーで体調管理を主体にそのままを維持で、Bならかなり厳しいが予定通り二次試験で勝負するしかなく、もしCならば流石に予定通りに進めても不可能に近いため諦めて次の人生を考えるというパターンです。昨年既にCをくぐり抜けていますので、今回は前回ほど大きな落ち込みはありませんが、それでも滅入ります。今回は共通テスト結果に関わらず意地でもBで進めることにしました。しかし限りなくCに近いBであることも事実で、このまま3月下旬まで綱渡りが続きます。

今回のABCを決めるにあたり個人的に次男の志望大学の過去問や過去の入試の合格者最低点や平均点など詳しくネットで調べ自分には新たな発見が多くありました。通常、2月下旬の前期試験の方が募集人数も多く受験生が殺到します。一方で後期試験は募集人数が少ないため合格最低点や平均点も前期より跳ね上がってしまいます。それは誰しも疑う余地はありません。特にこのコロナ禍では受験生も安全・安定志向が強く危険な賭けを回避する傾向が強いため更に後期試験の難易度が上がります。しかし最近の大学は少子化のためか一部の大学を除いて人員確保に苦労しています。そのため国立を含めてAO入試や推薦入試など多様化し、私立に至ってはそれに共通テスト利用の書類審査のみや併用二次試験など更に複雑化しています。昔のシンプルな共通一次試験をくぐり抜けた世代からすると現在の大学入試制度は試験と同じくらい難化しています。逆に言うと情報戦や駆け引きもあり少し希望大学を下げればどこかには入学できる可能性も高いのです。今年の共通テストの平均点は昨年と比較してアップしたようですので、今後は自己採点の結果とその情報と駆け引きを照らし合わせながら詳細に検討して、限りなくCに近いBパターンでどうにか今年で入試戦争に終止符を打ちたいものです。

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