目標設定への到達の極意は脳みそを騙すこと

前回は目標相手を探せということをお話ししましたが、今回は目標の具体的設定について考えてみたいと思います。いつも私はまず小さな目標を決めます。先にお尻を決めればそこに到達するまでの日数で割れば1日にやらなければならないルーチンワークも必然的に決まってきます。わかりやすく実際の例を挙げて説明しましょう。ここに実際に解かなければならない数学Ⅲの黄チャートがあるとします。例題は全てで280問あり、その例題の下に数問の類題が付属しています。そして単元の終わりごとにやや難しい問題が合計160問あり、トータルで440問を解かなければなりません。それが3月下旬の頃でした。お尻は次男の予備校の夏期講習が始まる7月初旬までとしました。3月下旬から6月下旬まで100日あります。そこで440÷100をしたいところですが、440÷90で計算します。答えは1日約5問になります。毎日継続することが大前提で1問も解かない日はありません。辛くても最低でも1問は解きます。続けるということが翌日への頑張りに更に続いていくのです。そして毎日の基本的なルーチンとして3問というルールを作り火曜と木曜と土曜午後の休みの日を利用してその日は6問解きます。日曜は予備として3問とすると週7日でおよそ30問解けます。それを90日の約17週間で賭けると30x17=510問とお釣りが来ます。しかし実際には解けない日や難問にぶつかって6問進めなければならないのに1問の日もあります。それを見越して余裕をもたせなければなりません。その間に仕事をしながら雑用も紛れ込んできますのでやっている最中はかなりしんどいです。今日は解くのをやめようと思う日もあります。しかしそのような日も最低1問は意地でも解くのです。その最低でもやったという達成感が翌日の頑張りに絶大なる効果を発揮するのです。また数学ですからわからないことも多々ありますが、その時は暗記してわかったつもりにして脳みそを誤解させます。すると何日か経過して考えてみると誤解した脳みそが今度は勘違いをして理解したつもりになります。それから更に数日が経過して見直すとその勘違いが理解したようになっています。ここまで来れば類題が出ても同じパターンで解決できます。そのような手段で6月下旬に予定通り終了しました。終了してしまうとそれまであんなに苦しかった毎日がとても懐かしくなります。これもルーチンに歯磨きをするように必ず毎日解いて脳みそを数学脳にしてしまうことにより勘違いさせてしまうのです。解き終わってから数日間は何もしませんが、その時は解いてない毎日の自分に違和感があります。ここまで来ればしめたものです。このようにルーチンワークを決めてメリハリをつけてやらないゼロの日は絶対に作らないで意地でもかじりつく。これがミッションを完了させるポイントです。そして必ず終了日を決めてそれよりも早めに終了させるように少し自分への負荷を強くして毎日のルーチン終了を数日間先まで早く終わらせると余裕も出てきます。このような方法で7月中旬からの次へのルーチンワークに繋げました。このように自分の性格を熟知して脳みそを騙す方法を確立すれば色々な場面で応用がききます。

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