まだまだ入試にチャレンジ真最中~その1~

先週やっと私立大学入試で1校の合格通知を頂きました。先日お話した通り第一志望ではありませんでしたが、それでも切羽詰まった状況からすれば藁をもすがる思いに変わりはなく自分の子供を受け入れてくれる大学には非常に感謝しています。しかし1校の合格通知を頂いてもまだまだ現時点での第一志望の試験まで受験は続きます。

遡ること約1ヶ月前に2月初旬までに私立大学の入試を終えてこれから3月中旬までの試験日までの予定を本人と私と長男とでラインで「どうやったら最低合格点でもいいからギリギリで合格できるか」について話し合いました。長男は現在都内で中高受験生の家庭教師のアルバイトをしていますので、大学入試の勘所など相談すればそれなりに回答が返ってきます。普通なら大学に入学すると高校までの勉強を見事に忘れて使い物にならなくなってしまうもので正に40年前の私がそうでした。入学して1年程度ならまだ教養課程で高校の延長線上の英数理を履修しますので今までの貯金の知識でどうにか乗り切っていけるのですが、その後の専門課程に入ると全く教養課程の知識が皆無でも立ち向かえるようになりますので、その時点で頭の中は一度リセットされて数年前に自校を受験して合格した問題さえも解けなくなるのが普通です。過去に勉強したことを全て忘れずに記憶しておくことがベストであることは言うまでもありませんが、忘れることが生きていく上で必須の凡人には酷な話です。しかし魚釣りと同じで釣り方を覚えてしまうと将来再び必要になった時に少し練習すればすぐに魚を釣れるようになります。つまり凡人にとって勉強とは知識の吸収は大切ですが、維持に関しては頭の引き出しの中に必要になった時にどこにしまっておいたかを素早く見つけ出せるようにするために付箋を貼る程度で十分です。それ以上に大切なことは新たな困難に出くわした時に魚の釣り方さえ思い出せばその難問に試行錯誤しながらも立ち向かうことができるという手段を持つことです。そのような経験則を踏まえながら残り5週間の攻め方を一緒に検討したのが2月最初の作戦会議でした。

具体的には公表されている過去の合格者最低点を調べて、次男の共通テストの持ち点と二次試験の傾斜点数配点を突き合わせてまず何点必要かを検討します。そして赤本で過去4年分の二次試験問題を全て解きます。私も2月初旬に数学と物理を全て解きました。自分で実際に4年分解いてみるとその大学の入試問題の癖がかなりわかります。今年の出題予想やその問題の問われ方まである程度推測できます。ただ一つ注意が必要なのは何年かに一度は大幅に問題の出題傾向が変わります。それは一般的にはその大学の教養課程の数学や英語そして理科の担当教授が退官して新しい教授に変わった時に起こりやすいという経験則があります。それは大学内部でさえも教授が変わった途端にその教科だけで留年者が続出と言う稀有な事態さえ起こり得るのです。そのような全ての情報を検討しながら二次試験であと何点必要かを割り出すと数学と物理で6割強ゲットすれば合格の可能性が出てくると判明しました。次回は現在進行中の実況生中継その2の予定です。

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