第一幕から第二幕と第二ステージへ

やっと長女も大学が決まりました。決まった後も多くの学校の合格発表があり現在まだ入試チャレンジ中です。第一志望には届きませんでした。自分で納得して臨んだ2浪目の春です。行先はどこであれ、これからの人生のチャンスを最大限に生かして前を向いて進んでいってほしいと思っています。

人間なんてたかが80年、そのうちでもまだ20年しか経過していません。そして皆が皆第一志望の夢と相思相愛になるなんて絶対にないのです。自分が18歳の時は運よく医学部に現役合格しましたが、もしその当時親が医者でなかったら、まず医学部に行ってなかったでしょう。親が医者だったから運よく合格した学校への入学金など学費と更に上京して東京での生活費まで援助してもらえたのです。全てがひとつの線として繋がったからこそ私の人生も順風万峰にいったように見えたのかもしれません。しかし30年が経過してその当時の風が本当に正しい方向に吹いたのかどうかを今の自分が考えてみても納得した答えがあったわけではありません。結局は死ぬ間際になって家族に看取られながら「自分の人生が正しかったかどうかではなくて間違っていなかった」と思えれば二重丸の花丸ではないかと最近は思うようになりました。これから人生の航海に旅立つ娘に先々後悔しないようにしてほしい。そして一番の夢が全て一番とは限らず、二番の夢が結果として一番の夢よりも自分に適しているかもしれないということを。ただしそのためにはいつもその時々に置かれている状況に対して真正面からぶつかり全力投球をすること、それがなければどんなによい結果でも決して自分に納得できないかもしれません。自分が納得した人生と皆はよく言いますが、本当に納得なんてしているの?と思います。その場ではそのように納得した風に思い込みますが、時間が経過するとまた疑問がふつふつと湧いてきます。その時に軌道修正できればまだラッキーです。しかしその頃になると更に年齢を重ねてそれなりの社会的、家族的立場に置かれてしまうと明らかに優先順位が自分から他者に変わっていきます。そうすると自分の感情は抑えて他者を優先しなければならなくなります。そしてまた月日が経過していくうちに自分の航路はあらぬ方向に向かうこともよくあります。その時にはもう全く軌道修正がききません。なぜなら物理的、肉体的、精神的にその高いハードルを越えることができなくなっているからです。中にはそれでも乗り越えていく人もいますが、大半は諦めてしまうのです。ですから少しでも軌道修正ができるうちに物事に対して逃げないで真正面から向かっていく気持ちを持ち続けてほしいのです。その勇気とやる気さえあれば夢なんて1番であろうが2番でも3番でも全く関係ありません。その時々のチャンスをしっかり掴んでいけばいいだけなのです。

今年2016年は末っ子の中学受験から始まり長女の合格でやっと第一幕が閉じようとしています。そしてこれからの私にとっての第二ステージと子供たちの第二幕をこの未来への日記にしたためていきたいと思っています。

カテゴリー: 日常のこと パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です