今年も残り少なくなってきました。今回は恒例の総括で締めくくりたいと思います。今年は末っ子の中学受験と長女の大学入学から始まり夏にはハワイに行きました。また新しい中学の運動会や文化祭のため何度も佐賀を往復しました。いろいろとやらなければいけないことはたくさんあったのですが、子供の事や家族や親戚の事でバタバタとした1年でした。結果として子供たちが満足のいく結果だったとは限りませんが、ベストを尽くした結果ですのでそれを受け入れてこれから進む道を正しい方向に導いていくことができればそれでよしということでしょう。自分としては今しかできない事を精一杯やったつもりですので今年も自分に対しては花丸をつけたいと思います。
5月にはオバマ大統領が広島訪問をされました。平和について再度いろいろと考えさせられました。世界中の至る所で爆弾テロが繰り返されています。世界中で何が起きるかわからない混沌とした世の中になっていますが、それでも日本は他の国々に比べると比較的安全なことに変わりはありません。その平和の中で生きている私たちは本当に幸せだと言っても過言ではありません。結局は人間という欲のある感情を持つ動物の性と言ってしまえばそれまでですが、もっと賢い生き方を選択しなければなりません。それができるはずなのですが、目先の欲に負けてしまいます。戦争のないそして核のない平和は少なくとも日本は先頭をきって進めなければいけません。そして11月にはアメリカ大統領がトランプ氏に決まりました。更に混沌とした世の中に突入したのかもしれません。しかしこれからの4年もしくは8年間は世界平和のために自国の利益以上に奔走することを願っています。8月にはリオオリンピックもありました。多くの人がテレビで観戦して感動しました。また次の世代が4年後の東京を目指すきっかけになったことは間違いありません。この平和の祭典の陰でロシアのドーピング問題が浮き彫りになりました。ここでも一発当てればその人の残りの人生は安泰です。そんな夢と欲望がスポーツの世界でもあるのでしょう。そんな間違った考え方を日本の技術力で4年後には一掃して「そんなドーピングしても無駄!」という考えが世界中に広まってほしいものです。
遠く離れるといろいろと思いが募ってきますが、近くにいると見えなくなることもあります。離れてみて初めて近くにいればいるほどその大切さを忘れていたのだということをしみじみと感じたこの1年でした。子供が皆外に出て行き家に残ったのは我々夫婦と年老いた両親です。そして毎日変わらぬ自宅兼診療所の往復で平凡な日々が過ぎていきます。たまに末っ子や長男が帰省するとわかったらそれだけで1週間前からウキウキと心が躍ります。もし子供が自宅通学だったらこんな気持ちにならなかったでしょうし、それ以上に小言を言ってケンカが絶えなかったかもしれません。よそ様より一足早く大切なものを教えて頂きました。来年も大きな変化はないかもしれませんが、地道にコツコツと成亀勝兎の毎日を送っていきたいと思います。