今年のゴールデンウィークは勉強三昧

先週は家族そろって佐賀に行きましたが、後半は長女が早々と横浜に帰ってテニスとバイトに精を出しました。長男は学校の寮が閉鎖されるため否応なしに自宅でゴロゴロしていました。末っ子は連休明けに中間テストが待ち構えているため山のような宿題とともにテスト勉強をしていました。末っ子の教科はまだ私でも理解でき教えることができますのでこの連休は家庭教師に早変わりです。長男の大学受験問題は私には理解不可能です。末っ子の学校の数学や理科は中高一貫教育のため高校で教える内容が中学1年でも出てきて中1にとっては難解なのですが、内容がかなり重なる部分があるために一緒に教えた方が効率がよいのでしょう。しかし全てをやり終えた我々が後から振り返ってみて効率が良いと言うだけで、たかが14歳の子供にとってはかなりのボリュームで大変なことには間違いありません。特に高校の化学で元素記号を「水兵リーベ僕の船、七曲がりシップス、クラークか」と覚えさせられたのが、いきなり中1で出てきたのにはビックリです。考えてみれば元素記号から考える方がとても理解はしやすいのですが、元素がどういうものかさっぱりわからない中1にとってみれば更に難解になる可能性が高く、いくら効率化を求めても理科嫌いにならないかと心配になります。中高一貫教育は優秀な子供にとっては非常に効率よく6年間を5年でやり終えることができる素晴らしいプログラムですが、うちの末っ子のように学校の授業についていくのがやっとでちょっと油断すればたちまち落ちこぼれそうになる子供にとっては困りものだと入学してから初めて気づきました。

そんなこんなで連休の後半は末っ子と一緒に物理と化学と数学と英語の勉強を一緒にしました。昔に習ったことですのでかなり忘れていましたが、参考書を読み進めるうちに思い出してきました。全く無知の子供に基本的事項を教えるのですから、昔取った杵柄で時給2000円くらいの価値でしょうか?それを無給で教えました。教えながら自分がもし14歳に戻ってこの教科を初めてみれば多分今の末っ子と同じように落ちこぼれそうになるかもしれないなと思いながらの不安な家庭教師でした。数学や英語もどんどん公立中学よりも先に進んでいきますのでこれから先本当にこの学校で大丈夫だろうかと更に不安が重なってきます。末っ子をこの学校に入学させたのはまず寮生活をさせたかったのが一番で授業についていけるかどうかなんてあまり考えていませんでした。なぜならある程度の勉強で中学入試をクリアした子供たちですので流石に中1から黄信号が灯りそうになるとは想定外でした。今思えば当然と言えば当然でせめて優秀な成績でなくてもいいから普通でいいのにと思うその普通がとても困難なことに気づかされたのです。寮生活など学業以外はとても充実して満足しているのですが、新たな火種が出てきたのです。今年のゴールデンウィークは中学、高校の理数系科目の勉強一色の1週間でした。中学受験が終わって一息と思っていたのも束の間で、また不安を感じながら夏休みまで無給の家庭教師をしなければならないようです。一難去ってまた一難です。

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