バックトゥザフューチャーは2015年へのタイムスリップ

1985年か1986年でした。当時の新宿のミラノ座でBack to the Futureを観ました。ちょうど大学4年の時でした。そのミラノ座も名残惜しくも昨年閉館してしまいました。時の流れには勝てません。その当時は個人用のワープロがNECから発売され、大きさは小型テレビくらいの大きさはありましたが、それ以前のタイプライターと比較すればかなり使い勝手のよいものでした。そのワープロは普及しつつありましたが、個人的にはまだまだ手書きの時代でした。その時にいきなり30年後の未来にマイケル.J.フォックスがデロリアンを駆使して出かける物語です。その未来の世界では1985年当時では信じれない光景が待っていました。特に宙に浮くスケボーが印象的でした。さすがに当時30年後の自分なんてわかりませんでしたから夢の世界といっていいかもしれません。そして30年後・・・・

今年がその30年後です。当時の20歳が50歳になっています。世の中も全て30年の時が経過しています。宙に浮くリニア新幹線はこれから30年以内に実用化できそうですが、やっぱり宙に浮くスケボーはまだ開発されていません。今になって思えば未来のスケボーはリニアが前身であったのかもしれません。そしてこの30年間にPC関連機器の進歩は目覚ましいものがあり、当時の映画の内容を凌駕しているかもしれません。特にiPodやスマホは当時では予想すらできないほど小型化しています。とうとう春には腕時計型画面がアップルから発売されます。もしかしたら当時この映画を作るときにスピルバーグ監督はアップル創始者のスティーブ・ジョブズと将来を語り合っていたのかも?と疑うほど世の中は凄まじいスピードで進化していっています。また映画ではデロリアンに乗って50年代の過去にも行きます。それは今を生きている我々が1985年の過去に戻るようなものです。それは過去の記憶に遡ってあれこれ考えるようなものです。当時のバブルはすごかった。そして輝く日本の未来を全然疑うことすらもしなかったし、30年後には超高齢化社会になるなんて頭ではわかっていても実感が全く湧いてこなかった。それでもあの頃の日本は30年後の未来は明るいものだと信じていた。30年の時を経て現在、当時の考えは正しかったのでしょうか?現在50歳を過ぎたマイケル.J.フォックスはパーキンソン病という大病を30歳から闘っています。医学の進歩により昔だったらそのまま寝たきりになって社会復帰すらできない難病も今では普通の人と同じように生活することも可能です。私たちと同じように30年の時を経てマイケル.J.フォックスはどのように変わったのでしょうか? 彼が銀幕のスクリーンに再び戻ってくることを願わずにはいられません。

30年後の今年も早3か月が過ぎようとしています。今年も1月からテロ事件など暗いニュースが世界中を駆け巡りました。現実の世界では映画のようにはなかなかうまく事は運びませんが、もしデロリアンに乗って1985年に戻ることができてその当時の21歳の自分に会うことができたら何と話しかけるでしょうか?多分昔の自分に今の自分はこう言うと思います。「今のままでいいから真っ直ぐに進めばいいよ」と。

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