広島のホテルに1泊

先月末に久しぶりに家族が皆揃ったので広島のホテルに1泊してきました。本当は古びた温泉宿がよかったのですが、長男のクラブ活動のため学校の近くのホテルで全員集合となったわけです。子供が大きくなると長期休暇ですら家族のイベントは子供の学校の予定に大きく左右されるという典型例です。今回のイベントは子供たちそれぞれの新しい出発の門出にどうしても家族全員集合をしたかったのが最大の理由です。今回の宿泊先は広島駅から南に向かって海沿いのグランドプリンス広島に宿泊しました。今回もネットで広島と温泉で検索すると市内に近い宮島など有名どころが出てきますが以前に宿泊したことがあるのでその他の場所を探してもなかなかこれぞという宿がみつかりません。そこで行き着いたのがこのホテルでした。最近の温泉ブームもしくは源泉でなくても大浴場を好む人種が増えてきているニーズに答えるべく地下深く掘って源泉を汲み上げているようです。一応れっきとした温泉ホテルになります。今回も両親や弟家族も一緒に夜を過ごすことになりました。末っ子が大和ミュジーアムに行きたいとかねてから言っていましたので、まずはその見学をしました。昔はパイロット希望でしたが視力が悪く諦めた末っ子ですが、次は自衛隊に興味をもって先日は書店で防衛白書を小遣いで買っていました。自宅でも機関銃を右手に左手にはスターウォーズの刀を持ってエイヤアとやっている性格です。戦艦大和の前で目を食い入るようにして見ていました。やはり何でも興味を持つということはいいことです。将来は空軍を諦めて海軍志望なのでしょうか?今春からの寮生活で将来なりたい職業はいろいろと変わっていくことでしょう。見学を終えてからは車でものの1時間でホテルに到着してチェックインです。

チェックインして部屋に入ると窓の外には広島湾が見えます。遠くには宮島も見えています。市内からすぐの場所で海の見えるホテルというのもなかなか格別です。人類の祖先が海から陸に上がってきたようにその末裔も海を眺めて波の音を聴くと心が和むのはやはり何万年という時を超えてもその受け継がれてきたDNAは変わっていないのでしょう。その波の音を聴きながら露天風呂から海を眺めるというのはある意味贅沢な都会でのひとときと言っても過言ではありません。それも家族で会話を楽しむ時間を持てることは今を生きる至福の時かもしれません。今までは皆がずっと一緒にいたのが当然だからそのありがたさも全然わかりませんでした。離れてみて初めてわかるそのありがたみ。そして時計の針は戻したくても元には戻りません。これから先に進む針はどこを指していくのかはわかりませんが、確実にわかっていること、それは時間とともに家族は離れ離れになっていくこと。そしてまた新しい家族ができてそこで一緒に時間を過ごす幸せなひとときが来るであろうこと。しかしそのひとときは人生の時間軸からすれば短くその一瞬の幸せな時を当人たちは気づかないこと。そしてそれを失って初めてその時の重大さに気づくこと。なんとなくそのことに気付いている人は今という一瞬をとても大切にするはずです。

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