成亀勝兎

以前ブログで継続は力なり、コツコツと真面目に積み重ねることこそが真の力となり、最後に亀は兎に勝つという内容のことを書きました。それ以来ずっとその言葉が頭の中を駆け巡り続けてこの新しい四字熟語が完成しました。過去にもこれと同じ意味合いの事例は多くあったはずですが、熟語としてはあまり聞いたことがありません。漢文を高校時代に学習しましたが、そのルールに沿って作りました。Blog2016.07まずは成長してほしい気持ちを込めて亀に成ってほしいから成亀として、その亀は兎に勝ってほしいから勝兎を続けました。日本的に音読みなら亀は「キ」で兎「ト」ですので「せいきしょうと」と読んで「兎に勝つ亀に成れ」という意味になります。

私の性格はコツコツ型です。その性格が今の自分を形成しているといっても過言ではありません。子供たち3人を見ると2人はコツコツ型でないと成果が発揮できないタイプですが、彼らが努力型かというとそうでもない。そして今年の2人の入学試験の結果は第一志望合格万歳!というわけでもない。しかし自分が決めた道に一歩を踏み出したのは確かです。悔しい気持ちも当然あると思いますが、それを引っ張り続けるのもよくもない。新たな気持ちで現在置かれた立ち位置をしっかりと理解してこれからの人生をチャレンジしてほしいわけです。そして今与えられている新しい門出に向けてこの四字熟語を送りたいと思います。子供たちは今までの受験生活を通して少しは成長したことに間違いありませんが、まだまだです。小学生なら親に言われてしぶしぶ宿題をやるのは致し方ないかもしれません。しかし中学生になって集団の寮生活が始まればこの四字熟語の意味を少しは理解できるはずですし理解しなければ成長しないと思います。長女は成人になりましたので言わずもがなでしょう。長男だけは2人と異なりは完全に兎型で今までの人生の関門を全てすり抜けてきました。ですから多くの失敗も経験してきました。いざしなければいけないという時の集中力は他の2人とは違いますが、その集中力が持続できずに自滅のパターンを歩んできました。そろそろ彼にも学習して気づいてほしいのですがなかなかこちらの思うようにはなりません。3人いれば皆性格は違うものですが、どちらのタイプにせよまだまだ結果は出ていません。これから将来に向けて結果を出してほしいとの思いからこの四字熟語を子供たち3人に送りたいと思っています。

3人とも大高中で横浜、広島、佐賀で寮生活がこの4月から始まりました。今までもそれぞれが家を出たり入ったりしてきましたが、このように日本の各地で新しい新生活が始まるのは初めてで親としても感慨深いものがあります。ここ数年は家族5人が揃うことなど年に数日でしたがこれからは更に減りそうです。その分、親の方が各地に散らばっていった子供たちに会いに行かねばならず費用もかかります。しかしその新しい土地に次第に愛着が湧いてきます。今までは日本地図でしか存在を認めていなかった土地ですが、これからは自分が直にその土地を踏みしめてその土地の空気を吸うわけですから。

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