今年の夏休みを終えて

今年の夏休みは子供たち3人がそれぞれクラブ合宿や試合、夏期講習などでまともに顔を揃えたのはハワイに行った1週間だけでした。ハワイから帰るとまたそれぞれの予定があり散っていきました。次の全員集合は年末年始の1週間でしょう。長女は大学生最初の夏休み前の前期試験が終わってからテニス合宿などで大忙しでした。長男は高校2年でまだまだ受験モードに入ることなくノンビリモードです。自分が高校時代は共通一次まで高2の夏からあと500日とカウントダウンしていました。やはり私自身が気の早いせっかちな性格なのでしょう。当時の周囲の友人のほとんどは今の長男と同じだったと思います。どうしても自分の経験を価値基準の物差しとして他人を診断するため、長男のノンビリモードには少し腹が立ちます。そして言わなくてもよいことついつい言ってしまい喧嘩になります。長女もノンビリモードの高校生で我慢してもしきれず同じように小言を言っていました。しかし言ったから「はい。やります」なんてあり得ないので、言うだけ波風が立つだけでろくなことはないと経験上わかっているのですが、それでも言ってしまいます。それが親の嵯峨でしょうか?末っ子はというとこれが山のように宿題が出されてヒイヒイ言っていました。特に家族で遊んだ分かなり時間がとられましたのでお盆前後を除けば実質2週間で朝から晩まで宿題に追われて8月22日から学校が始まりました。

昔は今ほどではありませんが、それでも当時の医学部も結構難関でしたので、時間的にきつかったのは高校時代でした。睡眠時間を削っていつも眠いという感じでした。大学生の方がよっぽど睡眠時間は十分に足りていました。そこがアメリカなど欧米とは異なるのでしょう。海外の大学では入学はウェルカム、卒業はオーマイゴッドで、日本は反対で入学さえすれば卒業はどうにでもOKです。ですからどうしても高校もしくは予備校までにエネルギーをかなり費やして燃え尽き症候群になるのかもしれません。将来大学の入学試験大改革が末っ子の上の学年から始まりますのでどうなるのかと戦々恐々としています。それもあってか中学が山のように宿題を出しているのかもしれません。親からすればバカなもので宿題をたくさん出されてヒイヒイ言って机に向かっている子供を見るとなんとなく安心してしまいます。その気持ちは親になったことがあれば誰でもわかるでしょう。内容は二の次なのです。そしてその結果は一部の優秀な生徒を除いては全くあてにならないこともしばしばです。一方で長男のようにダラダラと寝転がってピコピコされた日には要らぬことを口走ってしまいます。どちらにせよ結局は受験の結果さえちゃんと出せば文句はないのですがなかなかそうはうまく事は運びません。長女はあと卒業まで5年半、長男は1年半+大学生、次男は5年半+大学生とまだまだ金食い虫です。自分も親になって初めて親としての経験をさせてもらって懐が深く面の皮が更に厚くなってはきましたが、それでも気が気ではありません。しかし10年後の目標があるからこそ頑張れるわけで子供たち皆が学生を卒業したら一気に私は老け込むのかもしれません。

毎年恒例のサギソウを患者さんが届けてくださり病院に飾りました。今年の残暑もそろそろ終わりを告げそうです。

サギソウ

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