長女の学園祭を見に行って

長女は現在大学2年で来年以後も学園祭に参加しますが、上の学年に上がるにつれて学業が忙しくなり学園祭も参加するだけで企画はできなくなります。ですから今回は親バカの夫婦二人で長女の学園祭に最初で最後の参加をしてきました。学園祭は土日の連チャンでありますので土曜の仕事が終了してから夜に東京に到着です。夜は長女と家内と3人でワインを飲みながらの夕食です。年に数回長期の休みで帰省した時に家族皆で外食することはありますが、大都会で3人でこのようなシチュエーションはなかなかありません。少しばかり違和感を覚えます。

ワインを飲みながらたわいない話をしますが、頭の中では中高大時代の文化祭を思い出します。中学はまだ右も左もわからずに何となく通り過ぎた文化祭。自分の記憶はほとんどなく敢えて言えば少し大人びて見える先輩がエレキでロックを弾いていました。高校になるとかなり記憶がありますが、帰宅部でしたので自ら進んでという催しはありません。クラス対抗合唱コンクールで当時は1学年11クラスありましたので3年の我が男子クラスが33クラス中見事1位になったのが良き思い出です。これはクラスに複数の男子合唱部がいて夏休み明けから約2週間猛練習しました。今でも同窓会ではその話題で結構盛り上がります。大学の文化祭は毎年文化祭の開催日とバレーボールの試合が重なりほとんど参加できませんでしたが、夜な夜な大学構内で酒を飲み明かしたのはよく覚えています。当時はまだ「今日のお酒が飲めるのは〇〇さんのおかげです。一気!一気!」と強要は当たり前で潰れて当然の時代でした。急性アル中もいたはずですが、今と比べてまだまだ寛容な時代でした。大学での学園祭のハイライトは応援団による締めと神輿を担いで練り歩くというフィナーレが待っていますが、残念ながら一度も参加していません。この歳になって機会あれば観に行きたいとも思っています。離れて歳をとればとるほど懐かしさが増幅してきます。ふとほろ酔いの中でそんな事を考えていた自分がいました。はっと我に返ってまた3人でのたわいもない会話で夜は更けていきます。

翌日の午前中に台風が近づく雨の中での最初で最後の長女の学園祭に行きました。雨のため人はまばらでした。長女はテニス部で頑張っていますので、クラブ主催の出店をしていました。高校時代も長女はこのようなイベントには参加して影の力持ちをする方が得意でしたので今回も表にはあまり出ずに裏方仕事で焼きそばを焼いています。当時私たちが学生時代でも早稲田や慶応などの総合大学の学園祭に行ったときなどは、広すぎるキャンパスの中でわけもわからない企画や催しがあふれて結局何しに行ったのかわからないまま疲れて帰る学園祭も多くありました。ある程度学生さんの顔が見える距離と範囲で開催される学園祭の方が身近に感じられます。今回の上京は台風のため雨も強く早々に退散しましたので今年が最初で最後と言いながらも来年も上京しているかもしれません。現在の子供の行事に全て親も参加という風潮は、当時を知る昭和世代には隔世の感があります。

カテゴリー: 日常のこと パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です