東大寺を訪ねて

先日、奈良へ行く所用があり、少し空いた時間を利用して東大寺を見てきました。中学3年の修学旅行以来です。自分の記憶の中には東大寺=奈良の大仏さま=鹿でしょうか。こんなことを言ったら叱られるかもしれませんが、記憶なんて所詮そんなものだと思います。過去に訪れたかすかな記憶を頼りながら、奈良公園から大仏殿までの散策を楽しんできました。

東大寺真っ青な秋晴れのもとJR奈良駅に到着。さあ、30年ぶりの大仏さまとのご対面です。まずは市内循環バスで大仏殿春日大社前まで行き下車します。そこから200mくらい歩くと、南大門に着きます。そこには金剛力士像が向かい合って見事なまでに睨み合っています。そしてメインの大仏殿へと向かいます。

中学生当時もあの大きな大仏殿を見上げた時には大きいと感じたのでしょうが、今はその当時の記憶が残っていません。もし本当にあの大きさのイメージが頭のかたすみに残っていれば、一瞬にしてあの当時が蘇るはずです。でも今回は残念ながら記憶が蘇ってきませんでした。今日、再びそびえ立つ世界最大の木造建築物を見上げると、とても自分がちっぽけに感じました。なぜだかわかりません。大仏殿に入ると大きな大仏さまがでんとかまえて座っておられました。建物も大仏さまも30年ぶりの再会でしたが、次にお会いするときにはもっと自分がちっぽけに感じるのか、はたまた大仏さまがちっぽけに見えるのかが楽しみです。

追記ですが、大仏殿の中のお土産屋さんでお守りを買いました。年は80歳近いお爺さんが売られていて、値札は500円と書いてありましたので5000円札を出しました。すると4000円のお釣りでした。勿論、領収書もないのですが、あなたならどうしますか?私も悩みました。正しい主張と今回は寄付したと思って快く帰りたいという気持ちが瞬時に頭の中で交錯しました。私のとった行動は多分あなたが考えた行動と一緒だと思います。

次に二月堂もみてきましたが、残念なことに改修中でシートがかかっていました。しかし二月堂から望む東大寺大仏殿の屋根と奈良市内の風景はとても秋の空に映えていました。いつかお水取りは見たいと思っています。

ただ今回の東大寺訪問はおまけのようなものでしたので、足早に見てまわるだけでしたが、

それでもやっぱり世界遺産でもあり、日本の宝だと思います。もうひとつ有名な世界遺産である法隆寺についてはまたの機会に書きたいと思います。お楽しみに!

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