お盆のブログに「同窓会の終わった夜」を掲載しましたが、今回は「同窓会開催の前夜まで」とでも題名をつけましょうか。このお盆は高校の同窓会でしたが、出席者で同じ中学出身の方とは6年間も一緒だったため、自然と中学時代の話にも花が咲きます。そうすると「今度は中学の同窓会もやらんにゃあいけんねえ」という話になります。過去遡ること32年前の1979年3月に15歳の旅立ちでした。中学までは地元ばっかりでしたが、高校からは周辺の広い地域からも人が集まります。ですから、中学の同級生はどちらかというと、昔からの幼馴染で今でもアホなあだ名で呼びあえる近所の友人たちという感じでしょうか。高校の同窓会の時は思い出話に終始して、「できたらやりたいねえ。でも幹事って大変だよねえ。前もかなり苦労してたもんなあ」と自分にとっては他人事でした。
先日、虫の知らせというか嬉しい予感の1本の電話がかかってきました。「来年のお盆に中学の同窓会を15年ぶりにやろうと思うんじゃけど、手伝ってもらえん?」とのことでした。勿論、地元に住んでいる連中が中心にならなければなりませんので、断る理由はありません。しかし、15年前のそれも完全ではない住所録をジグソーパズルのように1個1個埋め合わせていくにはかなりの辛抱と苦労が必要です。昔よく流行ったフレーズで「友達の友達は皆友達。世界に広げよう友達の輪っ!」でいくっきゃないでしょう。一人ひとりの記憶と中学の交友関係、最後にはご両親がご健在ならば、地の利を生かして実家に訪ねていくなどなど。
訪ねて行っても同級生が自分と幼馴染でそのご両親が自分のことをよく知っていれば「ハイッ、ああっ、あの時のしいぎくん?大きくなったわねえ。待ってて。今息子の住所教えるわね!」となるでしょう。それでもほとんどのご両親はご健在でも、後期高齢者です。現実は出てきたお婆さんが「はあっ?今、なんて言われましたかいのう?耳が遠ゆうて・・・」でしょうか。またあまり自分と交流のなかった同級生の実家に伺ったならば、居留守を使われるのが関の山でしょう。運よく出てこられても、この怪しげな中年をまじまじと見ながら、「本当にお友達ですかぁ??押し売りではないでしょうねえ?」と疑われるかもしれません。今の時代、高齢者がオレオレ詐欺で騙される時代です。仕方ありません。
どうなることやら、道のりは長そうです。でもそれはそれでいろいろな方とお話しできますので、楽しみながらやっていきたいと思います。今後の同窓会開催の前夜までの実況中継をお楽しみに!