やっぱり私は理科が一番好き!

最近は中学教科の勉強にハマっている私ですが、特に楽しい教科は理科です。英数の主要教科は塾代をケチって子供に家庭教師をするために嫌々ながらやっていますが、自然科学は特に楽しい教科です。理科でも物理、化学、地学、生物とありますが、特に地学でも気象について勉強するとなぜ雲ができて雨が降るかなど自然の営みを今までは何気なく見過ごしてきましたが、明日の天気はどうであろうかと気になってしまいます。受験生までは電流の流れで電圧=電流x抵抗などと念仏のように唱えていたのが、この歳になって家庭のコンセントは並列つなぎでそれぞれに100Vの電圧がかからないと動かないし、直列だったら電灯が暗くなってしまうことが以前は何となく理解はしていましたが、やっと理論と現実が一致するととても興味が湧いてきます。一方で化学は工場で勤務して化学物質の合成や分解をすることで人間にとって便利な物を作って試験管を振って実験をする研究者にはとても面白い分野ですが、物理と化学は目に見えにくい理論が先行してしまって一般素人が勉強するにはとっつきにくいかもしれません。その点では理論的な数学と一緒でクリアなのですが、如何せん目の前の出来事を「なぜ?」と捉えようとすると難解です。我々医学に詳しいものは生物がとっつきやすいと思われがちですが、生物は何せ覚えることが多いため少しうんざりしてきます。いろいろと理科について書きましたが、自然現象を理解して生きていく上でいろいろなヒントを与えてくれるのが理科であって大人になって脳を再活性化するための勉強としてはもってこいの教科なのです。

一方で英語は世界中の人々との共通言語を習得して感情を含めた会話をするためのツールですが、日本の中の英語は文法から入って読み書きが主体となり面白くありません。最近はかなり以前より英語教育が変わってきましたが、それでも定期テストは文法が主体になっているのは間違いなく本当は素晴らしい教科であるのにつまらないものにしてしまっていると思っているのは私だけでしょうか?数学もしかり、受験をするにはどうしても計算が速くていろいろな公式を覚えてその組み合わせを駆使して解決していく手法を身につけることが最短のルートです。その一見無意味な手段が将来的に私自身にとって社会に出てから数学的なロジックな考え方とし非常に役立っています。しかし各論でみた数学は公式一つ一つが生きていく上で全く役立っていません。ですから数学は社会にとって必要ですが、大半の人にとっては10年以上も時間を費やした割には実生活には反映してないかもしれません。社会で歴史を一言で言えば過去の人間の過ちを繰り返さないようにするための学問で、地理は世界のそれぞれの場所で生きる知恵、国語は過去の人と文字を通して語り合うことです。そう考えれば大人になっても十分に勉強する価値があるものです。

いろいろと教科に対する個人的評価を書きましたが、結局過去に勉強してきた以上にこの5教科を現在の自分が再度勉強できること、即ち「知的幸せ」を感じさせてもらっている自分の子供に感謝しなければなりませんが、「やっぱり私は理科が一番好き!」です。

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