最初で最後の10連休

今年のゴールデンウィークは30年に一度?の10連休になりました。昨年末に政府から公式に発表されると個人的には「何しよう?この9連休」と思っていましたが、どうせ休日夜間診療所の当直が否が応でも回って来ますので海外旅行なんてできないことは最初から織り込み済みです。でも折角の祝日ですのでしっかりと休ませてもらおうと思っていましたが、世の中の働くお父さんは私みたいにその事実を素直に喜んで理解している人だけではありません。診療所を1週間も閉めたらその前後のやりくりが大変だとか急患はどうするのかなどと病院側は困惑しています。そのような意見も出るのは織り込み済みでそれは各々が個別に対処すればいいと政府は見て見ぬ振りです。それを見越して当院は早々と全て祝日は休診に決定しました。どうせ遠出なんて現状では不可能ですし、前半は次男の学校の運動会があり1泊2日の小旅行です。そして天皇退位の日から7連休は次男が家に帰省して中間テスト直前ですので一緒に数学と英語の試験対策に時間を充てる予定です。個人的にはお金を使わないで平成天皇の退位と令和天皇即位を静かにお祝いしながら次男と勉強をして前回の長男の如く今度は次男と一緒に走ります。ですからいつ休日診療所の当直に当たろうともお好きにどうぞです。これが海外旅行でも計画しようものなら日程の調整から旅行会社のここまでふんだくるかというほどの高値での取引に翻弄されていたかと思うとぞっとします。「折角の長期休暇だから長女も長男も帰省すればいいのに」という考えは親の身勝手な考えでしょう。学生には学生なりの予定や段取りもあります。親の一方通行にはいきません。結局7連休は次男と3人で自宅にいました。当直は5月2日の日直と連休最終日の夜間の夜を担当しました。具体的に何をするかは私の性格上手帳にびっしりと記入済ですが、その通りに事は運ばないのが世の常です。

私のように個人的な計画で9連休をいかに効率的に過ごすかという悩みと世間一般の方々の悩みは最初に書いたように異なるようです。個人商店の悩みは些細なことですが、大手の悩みはずっと病院を閉めたら社会が混乱するとか予定手術がこなせずに連休明けの外来や手術が大混雑して回らないだろうとか高尚なお悩みのようです。そういう意味では個人の零細企業は気楽でいいものだと改めて思います。働き始めた頃からずっと夏休みを順番に1か月から2ヶ月取得できる欧米人を羨ましく思っていましたので、今回の些細な悩みと高尚な悩みを比較すること自体が日本というお国柄なのでしょう。ですから学校の先生は生徒が夏休みなら仕事も休みで羨ましいから学校の先生に将来なりたいと子供ながらに思ったこともありましたので、現在の学校の先生がそんな私の子供ながらの夢を聞いたら頭から湯気が出て卒倒するかもしれません。冗談はさておき、このような10連休は金輪際ないわけで日本の特別なウィークで平和な日本に感謝の念を抱かなければなりません。そしてこの9連休でこれからの自分や子供達の事など将来について考えるには丁度良い時間をもらったと思っています。

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