寮での新生活の準備

入学式の翌日は家内と長男とで日用生活品の買い出しに行きました。大きな冷蔵庫など家電は山口で買って配達してもらいましたが、こまごまとした物はその地元で揃えなければなりません。まずは自転車が必要です。事前に自転車さんを大学の前の通りでチェックしてから向かいます。大学の前の通りは医大通りと言います。他の医大の前の通りも同じように医大通りと呼んでいます。大学がありそこに学生がいるとその地域の商店も潤いますし活気づきます。やはり若い人が多いことは良いことです。その医大通りを歩くと昔あったお店はほとんどなくなってしまいましたが、それでも数件は残っています。昔クラブ活動を終えてここを歩いてここの寿司屋に入ったとか定食屋で食べたとかいろいろな事が思い出されます。家内や長男には全く理解不能ですが、私自身だけで喋り続けていますと目的の自転車屋さんに到着です。2年までの教養課程では隣の大学まで歩いて1分ですので自転車は必要なくちょっとした買い物などに使う予定です。しかし3年からの専門課程に入ると新宿駅西口の都庁近くの大学病院に行かなければなりません。歩けば20分はゆうにかかりますので自転車が活躍します。雨の日は雨合羽を着て寮生は歌舞伎町を駆け抜けるのでしょうか?田舎では当たり前の光景ですが、都会でははなはだ疑問です。残念ながら自転車さんは休業日でしたので後日に出直しです。

その後は日用生活用品を買うために医大通りを出て靖国通りを通って新宿駅方向に向かいます。新宿駅まで歩いて15分程度ですが、買いたいものは駅に着くまでに多くのお店があり何でも揃います。家内と一緒にショッピングをするのは昔から苦手です。そのような時は時間を決めて本屋に行くなど別行動をしていました。しかしこと子供の事になると全然面倒くさいとは思わなくなるのは不思議です。この事実を家内に言えるはずもなく黙って二人の後ろに金魚のフンのようにくっついています。寮では自炊する子も多く長男も浪人時代は寮で気分転換に自炊していたようですので調理セットも持参しています。自炊は電気調理器ですが、そんなものまで買って6畳一間の部屋に入るのだろうかと心配になります。勉強机や棚などは今年卒業した6年の先輩のお古をもらったようです。そんな光景をみているとなんだか自分ももう一度学生時代に戻りたくなります。

今まで買い物がこんなに楽しいとは思ったことはありませんでした。多分、家内と二人で伊勢丹に入っても全然面白くないでしょう。そんなことは口が裂けても言えません。それから寮に戻ってカーテンをつけたり掃除をしたりと二人は忙しそうですが、私は一人傍観者として見ています。次回上京した時の食事は私が学生時代に行った馴染みの店に行きたいと思います。当時はその店の味を美味しいと感じていましたが、今も美味しいと感じるかそれとも懐かしいと感じるかはわかりません。そんなことを考えながら楽しい東京での2日間の日程を終えて私たちは東京を後にしました。今日の写真は寮の窓から大学と散りゆく桜を観た写真です。

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