ラグビーとバレーボールのワールドカップのバッティング

9月中旬からワールドカップ女子バレーが始まって2週間の熱戦の後に10月からは男子バレーも始まり中旬には終わりました。その間にラグビーのワールドカップ予選リーグで日本が破竹の3連勝で日本中が大いに盛り上がりました。そして3連勝しても最終のスコットランド戦で負ければ予選敗退という信じられないラグビールールもあり、バレーとラグビーのどちらにも熱が入りました。またスコットランド戦の前日には大型の強い台風が関東甲信越から東北を縦断して大災害を引き起こし「このまま試合はできるのか?」というギリギリの状況にも追い込まれました。被災者の方の心情を考えるとスポーツどころではないという気持ちも当然あるでしょう。世界一のニュージーランドのオールブラックスの選手の一人が「たかがスポーツ」と発言されたのは被災者の方々の気持ちを思いやってのことだと思います。いろいろな複雑な気持ちを交えての台風一過の晴天の夜の日本対スコットランド戦でした。またその同じ時間帯にバレーのワールドカップのイラン戦が同時中継です。多くの人はラグビー観戦だったのでしょうが、私は運悪く休日夜間診療所の夜間当直が当たり診察の合間にラグビー中継を見ていました。最後の残り20分がとてつもなく長く感じられて、ノーサイドの瞬間にはへなへなとなってしまいました。

やはり東京五輪効果でしょうか?いろいろなスポーツの若手選手やチームに勢いがついています。昨年までは男子バレーはワールドランキングで10位にも入れずにTokyo2020は大丈夫?と不安視されていました。私は学生時代にバレーをしていましたので日本の戦力をかなり分析できますが、多分五輪入賞は無理ではと思っていました。しかし今年になり若手が台頭してきてメダルに届くのは難しいかもしれませんが、地の利を生かして善戦できるかもしれないと思い始めました。ラグビーもしかりで4年前の南アフリカ戦の奇跡もこの日本開催のワールドカップがきっと引き金になっているに違いありません。女子バレーはワールドランキング6位ですが、今回の試合運びを見ると男子以上に苦戦を強いられそうです。やはり日本女子は高さとパワーで外国に見劣りします。その分他の技術でカバーしなければなりませんが、なかなか難しいかもしれません。Tokyo2020の女子バレー3位決定戦のチケットをゲットしていますので五輪最終日に「ガンバレ、日本!」と叫びたいので、この10ヶ月間での奮起を期待しています。

何でもそうですが、何かを起爆剤にして急に若手が伸びる事ってよくあります。スポーツに限らず勉強でも仕事でもちょっとしたきっかけで急激に伸びて周囲がビックリしてしまいます。それが大きな大会でも些細な練習試合でもかまわないわけです。また指導者のちょっとしたアドバイスで大化けすることもあります。大化けするときは必ず本人が普段からずっと真剣にひたむきに努力し続けています。天才でも99%の汗をかかなければ本物の勝者には成りえません。五輪選手ほど私は努力していませんが、その心意気だけはいつも持ち続けるようにしていきたいと思っています。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です