半年に1回は歯石とり

私は年2回ほど弟の歯科に行って歯石を取ります。そしていつも歯科衛生士から歯石が歯の裏側にかなりついていて歯磨き方法の不備を指摘されます。いつも歯石を取ってきれいにした後の1-2週間は真面目に歯磨きをするのですが、その後はいい加減になるのが常です。歯石を取った後の結果報告書にはいつも歯の裏側のほぼ全てに歯石が付着していて真っ赤な挿絵が返ってきます。それを見ると次こそはと奮起するのですが、1週間坊主といったところが以前から続いていました。そこで前回半年前の6月に歯石を取ってから一念奮起して毎朝必ず3分間歯磨きと歯間ブラシで歯の間を掃除することを心に誓って続けました。過去に小学校で学校医の講演で歯石は24時間以内にブラッシングすれば付着しないと聞いたことがあり、毎朝必ず3分間の歯磨き時間を設けました。何でも同じですが、毎日のルーチンワークとして癖づければ毎日同じ行動をしないと気持ち悪くなるものです。特に自分の性格は潔癖、完璧主義の性格で癖づければしめたものです。逆に自分の性格が痛いほどわかっていますので新しい事に手を出すときはとても慎重になります。なぜなら一度始めると性格上なかなか撤退することが難しいからです。しかし今回は意地でも歯石を残さないという自分のルールを貫徹するために毎朝3分間の歯磨きタイムと歯間ブラシを設けました。歯磨きを始める時間は仕事を始める10分前と決めました。その時必ず毎日今日1日の予定をシミュレーションするようにしています、そうすると1日のでき事が5分で総まとめでき且つ歯磨きの苦痛の3分間が短く感じられるのです。そして残りの5分間はデッキチェアーに座って何も考えずに無の境地に浸ります。何も考えないで1分間を持続することはとても困難です。人間は煩悩があり何も考えないと決めても30秒も経過するとああだこうだと何かを考え始めます。その煩悩を打ち消すこと自体が一種の修行になります。今回のその貴重な10分を設定すると歯はきれいになるし1日の流れはスムーズになるし一石二鳥です。歯石をつけないという一つの目的が結果的にはそれ以上のいろいろな効果に結びつきました。

そして12月初旬の木曜日の午後に歯科に予約を取りました。今回はかなり歯石には自信がありましたので堂々と思いっきり歯科衛生士の前で口を開けました。何を言われるか少し期待をしましたが、相手はいつもの通りルーチンワークで無表情です。しかし最後の講評では予想通り今回は前回と異なりほとんど歯石が付着していませんでした。やればできるのだといつも自分では自負していますが、やると決めると自分を徹底的に追い込むもう一人の自分がいる事が昔から痛いほどわかっていますので、出来る限り自分で自分を追い込まないにようにしています。いつもその損と得の両者が同居している性格を自分では十分理解しているつもりで、その性格をうまく利用しなければいけないと思っています。歯科を出たとき結果報告書には歯の裏側の歯石付着の赤色の挿絵はほとんどなく、これからもピカピカの歯で歳をとっていきたいものです。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です