再びハワイ島へ ~ヒロに到着~

さて前回は出発前のドタバタ遍でしたが、今回は羽田空港からハワイのヒロに到着するまでの経緯です。事前に高齢者を連れている旨を航空会社に連絡済でいろいろな場所で優遇措置が受けられて移動はかなり助かりました。しかしホノルル空港で入国審査を受ける際には一悶着ありました。空港が広くて高齢者が歩くにはかなりの労力がいるため事前に車イスをお願いしたのは良いのですが、入国審査で家族と別行動となり入国審査後にお互いにどこにいるか分からずに広い空港を右往左往しました。かなり余裕をもった計画を立てていましたので大事には至りませんでしたが、海外でのメールのやり取りは日本国内のようにうまく設定できずにあたふたしました。それでもなんとか自宅を出発してからおよそ20時間かけて目的地のヒロ国際空港に到着です。国際空港と言ってもホノルルとは違ってのどかな空港です。ヒロはハワイ州でホノルルに次いで第二の都市ですが、昔から日系移民が多く住んでいて昭和の日本を感じることができるアメリカの町です。空港を出たら叔母と従妹が待っていました。母は20年ぶりの再会です。母の顔が幾分ほころんだように見えます。我々家族皆が叔母の家に泊まるのは物理的に困難ですので母のみ叔母の家に泊めてもらって我々は近くのホテルに宿泊です。ヒロハワイアンホテルという昔からある老舗ですが、今回の目的はリゾート滞在ではありませんのでこれで十分です。その夜はショッピングモールのフードコーナーでピザなどアメリカナイズした食事をしたら疲れ切っていましたのですぐに寝てしまいました。まずは旅の初日は今回の最大の目的であった姉妹の再会を果たせましたので出足は上々です。

ホテルにチェックインしたときには夕暮れで周囲を見渡すことはできましたが、常夏の国ハワイの碧い海は見えません。翌朝に起きてホテルの窓を開けて南国の爽やかな風を感じて目の前にはあの真っ青な太平洋が眼下に広がっています。ハワイ島には西側のリゾート地で有名なコナと現地の人が多く暮らす東側にヒロがあります。ヒロは海洋性の湿った空気の通り道で年中曇って雨が降ります。しかし日本と違ってスコールのように1日のうちで降ったり晴れたり目まぐるしく変化します。そしてそのヒロに降らせた湿った空気が天文台で有名な4000m級のマウナケアを昇って乾いた空気となって西側のコナリゾートに下ります。だからコナは年中晴れています。前回はコナでリゾートを満喫しましたが、今回はハワイ島の地元の雰囲気に存分に浸れそうです。疲れきった我々が寝ている間に雨が降ったようで朝には雨もあがり虹がかかっていました。なんとなく今回のヒロでの滞在に期待が持てそうな予感がしてきます。

ヒロ滞在は2日目ですが、事実上の初日はマウナケア山頂での夕日と星空観測の予定になっています。これは当初からの予定に組み込まれていましたが、先住民族のハワイアンの天文台建設計画反対問題でアクセスロードが封鎖されてキャンセルとなっていました。しかし我々の到着日に封鎖が解除され可能となりました。詳しくは次回に説明します。

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