ルーチンワークで非日常的行動を日常行動に錯覚させる

誰でも嫌な事をやらなければならないときには、なかなか重い腰が上がりません。冬の朝布団から出るときに「あと30数えたら起き上がるぞ」と何回も繰り返す場面を思い出します。そして何度も「やるぞ」と心で叫び繰り返して「いざ、えい、やっ」と清水の舞台から飛び降ります。飛び降りてみると思ったよりも簡単にできることもあります。一回きりしかやらないことはしょうがないのでやらざるを得ませんが、何回も繰り返してやらなければいけないことは嫌な事でもどうにか快適にやりたいものです。その際にはなるべく通常していることと同じようにすれば少しでも苦痛は減るはずです。それが今回のタイトルです。人間の脳みそは今までに経験したことない情報が入力されるとアドレナリンが放出されます。一気に戦闘状態に突入です。しかし一度外敵の情報を記憶すると次は元の情報を駆使して対応します。最初ほどのストレスはかかりません。体内に未知の病原菌が侵入したときに免疫システムが作動して抗体ができ次回からその抗体が敵に向かっていくのとあたかも同じです。ストレスフルな仕事でもそれを毎日決まった時間に決まった場所で決まったやり方で始めると最初の1週間は苦行そのものですが、それが次第に快感とは言いませんが少しずつ快適になっていきます。それはなぜでしょうか?多分、脳みそからの指令で毎回放出されるホルモンが毎日歯磨きを行うことと同じように反応するからだと思います。

では具体事例を提示します。嫌なことはなるべく朝一に行います。それもルーチンワークが始まる前、つまり起床後すぐに若しくは誰よりも早く仕事場に入ってまだ周囲の物音が聞こえない時にできれば1時間とってみてください。それを毎日繰り返します。最初の3日から1週間は挫折の魔の手が伸びてきますからそこは意地の張り合いです。禁煙とあたかも同じです。3週間も経てば占めたものです。開始日は日の出の早い夏場の月初めなどがよいでしょう。冬は暗くて寒くてなかなか継続が困難です。夏を過ぎて3か月から6か月経過して冬を迎える頃には完全にルーチンワーク化して寒いとか暗いとか行事ごとがあってももう大丈夫です。私の場合そのようにして英会話を始めたり数学の問題を解いたりして人生の2周目を満喫しています。ですから仕事は18時までがルーチンワークでそれからスポーツジムで汗を流してサウナに入り帰宅して酒を飲んで寝る。そして朝は5時から6時に起きて自分のために時間を使う。そのような毎日のルーチンワークをこなしてまたいつもの仕事に入る。その繰り返しです。逆にその繰り返しが崩れるような週末や出張があるときは要注意です。そこで野暮用を入れる場合は必ずその前にいつもの充分な時間は確保できなくとも少しの時間でもルーチンワークをしておく。そうすると脳みそは勘違いして今日も同じようにルーチンワークをしたと記憶するのです。ざっと私のルーチンワークを披露しましたが、これが全てとは思いません。人にはそれぞれ適正な方法がありますので皆さんも残りの人生2周目を有意義に使ってほしいと思います。

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