コロナ第九弾、新型コロナと秋入学

4月の新年度開始から全てが延々と先送りされ続けています。子供たちの学校も全てが休校で先が見えてきません。長女や長男の大学では3月下旬に4月中旬までの休校が発表されるも緊急事態宣言発令ですぐにステイホーム週間まで延長されました。しかし連休に入ると宣言の延長により5月末まで更に延長されました。しかし6月から学校が再開されるかは実際に5月下旬にならないとわかりません。一方で次男の学校は連休明けから残寮生は登校して授業を受けていますが、通学不可の自宅生徒はズームによる別授業で皆が同時進行でサクサクと事が運んでいるようには思えません。また寮から外出禁止は当然で寮での生活自体にもストレスを貯めつつあります。私立高校や大学ですらそのような状況ですので、一般の公立中高は更に続く休校で授業の遅れは勿論のこと来年の入試にも影響が出る事に間違いありません。

そのような混沌とした状況の中で全国知事会から来年度は9月入学でという要望が出てきました。私も4月中旬頃より子供たちの状況をみて今年度の新学期は9月からが良いと思っていましたので賛成です。そうなれば必然的に来年度の入学式は9月となり今年だけは1年と5カ月だけ延長されたことになります。長い人生ですので2020年度だけ17か月換算になっても日本中の学生が17か月ならそれでいいのではないかと思うのですが、一部のへそ曲がりやルールの上でしか行動できない石頭の大人達が早速反論を始めています。どんなに逆立ちしても覆水盆に返らずという諺通りにタイムマシンを開発しなければ4月と5月は戻ってこないのですから後ろを振り返らずに前を見てほしいものです。仮に6月に学校が一部再開されても全国一律にできなければそれこそ不公平が生じますので一番不利な状況下に置かれている学校に合わせなければいけません。勿論、最も不利な地域の首長が2か月や3カ月の不利を不利と思わないのなら別ですが、そんなことはあり得ません。

以前、東大が秋入学を進めようとしたときに各界の抵抗勢力が挙って反対しました。別に東大を応援するつもりはありませんが、今回の一連の動きで秋入学になれば今度こそ教育界の悲願のグローバル化に突き進むことができます。それには大学共通入学試験時期の変更や国家資格試験時期の変更そして7月から8月に卒業式を変更して東京五輪も開催されれば来年の春から夏は大変なことになるかもしれません。しかし最終的には現在の教育環境の不利な状況下に置かれている児童、生徒、学生の立場を考える事が最優先で大人が優先ではありません。過去に遡れば大人の都合で勝手に決めて大人が勝手に朝令暮改で変えるルールなど数えればきりがありません。時の政権でも都合よくルールを変えるときは変えておいて都合が悪くなると変更できないと総理大臣は堂々と国会で答弁します。その時々においてより良いルール変更をすることが国会議員の仕事なのですから、今回の秋入学はさっさと各省庁の大人達に新型コロナと休業補償対策に並行して指示を出して、かつての日本お得意の護送船団方式で日本官僚の底力を見せつけてほしいものです。

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