今年の世相の一文字は?

毎年の風物詩として防府市の大道の笑い講が12月の第1週目の日曜にあります。今年はコロナ禍で持ち回りの家庭ではなく神社で3密を避けて行われましたが、取材陣はどう考えても3密でした。3密と言えば今年の流行語大賞になりましたが、3密=小池都知事の顔のアップが緊急事態宣言前後で繰り返されるように放映されたためにそのシーンを思い出してしまうのは私だけではないでしょう。あと「ステイホーム」「リモート」「ズーム」などの新用語も続々と出てきました。そしてネット関係の弱者である我々高齢者にとっても社会に適応するために変わらざるを得ない1年でした。特に個人的には「ズーム」なるものに否定的でやはり会って対面で話さなければ物事は伝わらないという既成観念を思いっきり打破してくれました。やればできるし、変わろうと思えば変われるのだと。また今まではどの病院でも患者さんが溢れていましたが、コロナ禍で患者さんが減りました。一部では必要な医療を受けたくとも受けることができない状況にあるとある団体は言います。それはそれで正論ですが、残りの半分は不要な医療があったことも事実です。その事実を認めなければいけないと思います。必要なものを適正に行うことは大切ですが、不要なものを不要として切るという英断もこれからの医療改革には必要です。個人的には不要なものをバッサリ切ることは得意で今までにも断行してきた経緯がありますので、今回のコロナ禍の問題はあまりこたえていません。

コロナさえなければ今年の文字はオリンピック一色で華やかな「金」か「輪」に決定していたかもしれません。それが一変して「災」や「禍」や「密」になるのではないかと事前に予想しています。いずれにせよ印象として後ろ向きで暗いイメージの文字に落ち着くことに間違いありません。それならば来年に向けての飛躍を期待して「飛」や「勝」でも良いのではないかと個人的には思っています。今年の世相を反映する一語を我々業界の言葉で言えば疫病の「疫」でしょうか?なかなか一語で表現するのは困難です。3語なら「コロナ」で決定ですが、一語で表現は不可能です。また「ワクチン」という言葉を一言で表現することもできません。敢えてこじつければ「薬」でしょうか?このように日本語の中から今年の流行や世相の反映する言葉を探すことは容易なのですが、外来語からそれを日本語の一文字に翻訳することは不可能です。「オリンピック」でも「五輪」の二文字になりますし敢えて「輪」にしても今年なら理解できますが、30年後に振り返ってみたときに「輪」と書かれていてもなかなか「五輪」と想像するのは困難かもしれません。

話が少しずれましたので、最初の話題に戻しましょう。今年も12月14日に京都の清水寺で発表されました。今年の文字は「蜜」でした。やはりこの文字かと10個並べれば当たりますが、1個選べと言われればなかなか当たりません。来年の今頃にはどんな文字が書かれるのでしょうか?2021年の世相を反映する文字を1個選べと言われれば「勝」を選びたいと思います。

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