子育ては壮大なる自身の人生経験 ~パート1~

今回は後半の500回10年について語る前にまず前半の10年の総括をしてから次回に後半を語ります。この12年間は仕事と子育てを両刀使いの二人三脚でやって来た思いが強くあります。最初はハーフハーフの力のバランスでしたが、そのうちそのバランスも3対7くらいになった時期もありました。そのきっかけは長女が12歳の時に広島の中学校の文化祭を見学に行ったことから始まります。親としては広島に新幹線通学させようとは思っていませんでしたが、本人が通学したいと強く希望して中学受験戦争に突入しました。その流れで自然と長男と次男も中学受験になりました。しかし自分の思うように事はうまく運びません。3人の中学受験で人生経験したことは「子育て程自分の思うようにいかないことはなく、だからこそ過ぎ去って初めて当時を振り返って一緒に走った重要性がわかる時が来る」という教訓でした。一般世間では仕事にかまけてそこまで考える余裕がなく「いつの間にか子供は大きくなっていた」ということが多いのではないでしょうか?そして「自分の青春時代を映し出す子供の背中を後押ししてやることが、結局自分の中年時代を必死で駆け抜けていくことになる」とわかりました。そんな貴重な時間をただ仕事にだけ精を出すのはもったいないと思います。決して仕事を軽視しているのではありません。生まれてから死ぬまでに人間に唯一平等に与えられるものは24時間という時間だけです。それならその時間を欲張って使う方がより自分の人生が楽しめて豊かになるのではないかという境地に私は娘の中学受験戦争によって感じ取ることができたのです。

そしていつの間にか自分がそうであったように子供は成長して親から離れていきます。それは自然の摂理です。そしてその当時ドンピシャのタイミングでこのブログを書き始めたため必然的にブログの内容は仕事や遊びよりも人生で多くの人が同じ道を通るであろう子育て記録をこのブログを掲載すれば自分の走ってきた証にもなるし、後世に子供たちが読めば何かの参考になるのではと思っています。そして何よりもブログを書くことにより自分の行動を律することができ、人生の次の次の展開を読むことも以前よりはできるようになりました。それこそ「行動をしてその記録をブログに残すのではなく、寧ろブログに書いた通りに自分の生き方を変えていく」ということも可能となりました。例えて言えば役者さんが台本を見て全く違う世界の自分に成りきるようにブログという台本を書いて自分で人生の役者を演じることができるのです。そしてもしかしたらそれがまだ見ぬ本当の自分の一端に出会えるかもしれません。今まで生きてきたけれどもまだ知らない自分を再発見できるチャンスがあり、もしかしたらそれが本当の自分かもしれないのです。

そのような中での10年間は自分にとって「子育ては壮大なる自身の人生経験」となり、将来子供が離れた後もその経験は残りの自分自身の人生にとって計り知れないものになっているのです。その記録をブログという文章に残せたことは本当に自分にとっては貴重な財産です。次回はこれから後半の500回について語りたいと思います。

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