束の間の子供たちの帰省

今年の正月は新宿の寮に住む東京の長男は、新型コロナの蔓延と1月の第1週から後期試験がありましたので帰省しませんでした。その後も再試験や総合試験などがあり結局全ての試験結果が発表されて進級が確定したのは3月中旬でした。そして束の間の春休みを満喫して4月1日から新学年の授業が開始です。長女も同様で後期試験は2月下旬に早々に終了しましたが、進級発表が同じく3月中旬でした。首都圏の緊急事態宣言は3月21日には解除されましたのでそれを見越して春休みは久しぶりに二人とも帰省させました。いつまでも自粛はできませんし、3月に入ってからの東京の人の動きは大人数での飲み会などは控えられているようですが、近親者などの小グループでの会食などは行われて人出もほとんどコロナ前と変わらないようです。田舎が思う程都会の人々はコロナ慣れとコロナ疲れのために自粛しているようには思えません。現在は日本中で昨年のように田舎への帰省は不可というような雰囲気はありません。よって今回の春休みは帰省をさせました。次男は親の車での送迎があれば週末に帰省は可能ですが、連荘での佐賀までの往復は親の方がたまったものではありません。県内の他の親御さんはそれでも送迎しているようですが、元来出不精で車の運転が好きではない我々にとっては苦痛でしかありません。そして昨秋からiPADでの学習が寮で公に認められましたのでそれを使用して一緒に勉強をしながら連絡も取れますので正月以来帰省はさせていません。現在は通信網の発達により離れていてもいつでも顔を合わせることが出来てあたかも一緒に暮らしているような疑似体験ができます。それでも家族5人が一堂に会する機会はとても重要ですので子供たちの日程を調整して3月下旬の5日間帰省させました。

最初に長女が帰省しましたので彼岸の週末には3人でふぐ刺しを食べに行きました。本当は5人でと思ったのですが、日程と予算が合わなかったことは寧ろラッキーだったかもしれません。その後遅れて次男と長男が順次帰省しましたのでその翌週は皆でイタリアンや焼肉や寿司などを食べに行きました。いつも別々に住んでいますので家でゆっくりおふくろの味も悪くはないのですが、あまりにも短い限られた時間ですので旨い物を食べながら少しでも会話をしたいというのが本音です。食べる以外は各々スマホを見てピコピコしていますので結局は離れていようが一緒にいようがあまり関係ありません。現時点では次男とiPADでのコミュニケーションが付きつ離れずベストの選択と思います。日常生活ではお互いに干渉せずに離れているもののほぼ毎日相手の顔を見て連絡が取れる繋がりを持ち三食は寮や学食での他人様のまかないつきのため家内もとっても非常に楽なようです。それでも年に数回は帰省してお互いの顔を見る事も必須なのです。

今回の短い子供たちの帰省も一瞬で終わり、一人ずつ徳山駅まで送迎する度に寂しさが増していきます。大トリの次男を送り出すとまたガランとした我が家は夏休みまではしゃいだ声を聞けません。春なのに急に空気が冷たく感じられ冬に逆戻りしたようです。

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