今度こそは総理のリーダーシップに期待

今回の衆議院選挙で与党である自公政権が過半数を獲得して信任されました。一方で立憲民主党を主体として共産党が相乗りする形での候補者の一本化もある程度効果はありましたが、自公政権に睨みを利かせるほどの議席を確保することはできませんでした。以前の衆議院と参議院の与党勢力が異なる捻じれ国会では決められることも決められず、あの暗黒の時代だけは絶対に避けなければいけないと思っていました。また今回の選挙で日本維新の会が飛躍しましたので、自公とは別に是々非々で対決してもらいたいものです。現在は何といってもコロナ対策を中心とした社会経済の回復が優先されます。勿論、以前から言われていた年金制度など社会保障や財政健全化なども重要ですが、まずは目先の事から解決しないと日本はどうにもなりません。そのためには総理大臣がトップとして迅速に物事を進めなければなりません。

しかしどの国にも表の総理と裏の総理がいます。今回の岸田政権発足に関しても自民党の中での総裁選ではいろいろな候補者がいました。結局は数の力で現政権が誕生したわけですが、その背後には3Aと言われる方々の存在も見え隠れしていました。影のドンと言えば聞こえが悪いかもしれませんが、やはりしっかりと全体に睨みを利かせたまとめ役がいないとなかなかこの国難は乗り越えられません。その役割が総理大臣であることは自明の理ですが、実際に最適任者は過去の歴史を紐解いてみてもなかなか現れていないのも事実です。以前にもお話しましたが、「嘘はついていけない」が一方で「全て真実を話す正直者」では外交で国際社会を渡っていけません。同様にこの国難においても全てを曝け出してまで追求すべき事案と落としどころをどこかで見つけて手打ちにしなければならない事案も多々あります。個別案件に関してはそれぞれ当事者の方がいらっしゃいますので全て白黒と判断することは困難ですが、家族の無念が存在する事案に対しては誠心誠意対応すべきと考えます。そのような背景ではキングメーカーが存在すること自体は別に悪くないと思います。ただしそのキングメーカーが清廉潔白な人物なら文句ありませんが、そんなことはあり得ません。それならばこの国難を少しでも前に進めるために強いリーダーシップを岸田総理に託したい気持ちとそれが難しいならばキングメーカーによる強い推進力を必要とすることになるかもしれません。

長期政権が続くと腐敗を生みます。隣国を見ても多く見受けられます。外交では嘘を平気でつきます。そして他人に厳しく身内に甘く、学校教育では大人がしゃあしゃあと子供に「イジメはダメで噓つきは泥棒の始まり」と教えます。しかし大人の社会ではイジメも嘘も当然のこととしてまかり通ります。それでは本当はいけないのですが、一人で大きな声で叫んでも世の中を変えることなど当然できません。それでも大切なことは守り通さなければなりませんし、変えることは変えなければなりません。そのために今度こそ岸田内閣総理大臣には頑張ってもらわなければなりません。

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