新型コロナで貴重な青春時代を失っている今の大学生

今年も長女と長男の大学の学園祭は中止となりました。運営の都合上、2か月以上前には決めなければいけませんので夏休み明け早々に決定していました。その頃の東京の新型コロナ感染者数は減少に転じていましたが、これ程までに減少するとは誰が予想したでしょうか?予想なんて博打と一緒で当たっても当たらなくても予想屋に罪はありません。大学の偉い先生方が専門部会を作っていろいろな角度から検討してもこの結果です。やはり自然現象を人間が偉そうに予想するなんて身分不相応なのかもしれません。それでも人類は目先の欲を追求するために日々の新型コロナ対策に没頭し続けています。そして10月になると新型コロナ感染者数が激減しました。この状況が2か月早ければ条件付きで学園祭は開催されていたかもしれません。まあ愚痴を言っても何も得るものはありませんのでこれくらいにしておきます。

かれこれ40年前にタイムスリップしてみると、自分にとっては大学の学生時代はいろいろな経験ができて貴重な時間を過ごすことができました。特に田舎者が花の都の東京に生まれて初めて行ったものですから、見るもの聞くもの全てが新鮮で田舎の時間の流れよりも数倍速くそして田舎よりも10年先の未来を見ていたように思えます。そんな中で多感な青春時代を過ごせたことが今の自分のかなりの部分を形成したのではないかと思います。そんな経験を踏まえて子供たちにも一生東京暮らしとは思っていませんが、人生のある部分だけは東京で過ごすことの重要性を感じています。そのため「お金はかかっても一度は東京」と送り出しました。それがこの新型コロナの蔓延でかなり計画が崩れました。長女は最初の3年間は学生生活にコロナの影響は全くありませんでしたのでそれでも良かったのですが、長男は入学して1年も経たずにもろにコロナのとばっちりを食らいました。それでも2年前に学園祭を一度だけは経験できたのはせめてもの救いです。勿論、学園祭だけに限らず授業もオンラインになり、実習もほぼ中止になり学業でも相当な影響が出ていますが致し方ありません。またアルバイトもかなり制限されて遊ぶための小遣いもあまりないため、寮でゴロゴロした生活になりがちです。性格的にはこもるタイプなので本人にすればあまり関係ないのかもしれませんが、食費を削って遊び金に回しかねないこともあり気が気ではありません。自分の学生時代も松屋の牛丼を毎日食べて食費を削ることもありましたが、若さは無敵でそれも今となっては良き思い出ではあります。

そして今の若者が「この貴重な2年間を返せ!」と叫んでいるに違いありませんが、どうしてやることもできません。少しでも早くコロナの終息を願って今できることをするだけです。医療業界の大変さや飲食業をはじめ多種の職種の方々のご苦労も十分理解はしているつもりですが、自分が20歳そこそこの古き良き時代を思い出すにつけこの新型コロナは憎さ百倍です。テレビで冬には新型コロナの第6波は来ると断言していますが、ワクチンと日本人の謙虚さと行儀作法の良さで第6波は来させたくはありません。

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