今年の忘年会は?

緊急事態宣言が10月下旬に全国で全面解除になり新規感染者数も激減しています。テレビでは飲食業のスタッフが仕事を再開できる喜びと減った客足が元に戻るのかという不安を抱えながらインタビューをされていました。都会ではまだしも田舎では一度減ったお客さんは簡単には戻ってこないようです。これから忘年会シーズンになりますが、先日の企業へのアンケートでは7割の会社が今年の忘年会は開催しないとの回答でした。なかなか厳しい結果です。また自宅での家飲みが一般的になったため個人やグループの忘年会も少ないかもしれませんが、家族絡みの食事会は年末にかけて回復してくるかもしれません。個人的には夏から秋にかけて飲みに出ていませんでしたので、そろそろ行きつけのお店には顔を出さねばと思っていますが、お店の敷居が少し高くなったような気がします。

このままコロナ感染症の下げ止まりが続けば、今年の忘年会は一体どうなるのでしょうか?先ほどの忘年会をしないという会社の多くは、その理由として万が一でも忘年会でクラスターでも出ようものなら日本の悪習である村八分という陰湿なイジメをされる可能性が大きいために忘年会を推奨できないのでしょう。この1年で地元の飲食店が宅配を始めるケースも増えてきましたのでそれを利用して忘年会ならぬ弁当の昼食会を会社で開催するのもありかと思います。しかし弁当宅配をしていない飲食店が大半ですので、そこには個別に少人数での忘年会もありではないかと個人的には思います。いつまで待っても新型コロナ感染者数はゼロにはなりません。それならば今度は飲食店を助ける気持ちで少しでも行きつけのお店に還元してあげるのも必要です。ただし日本の忘年会は以前なら大声を張り上げてお酌を互いにしながら親睦を深めるというパターンが一般的でしたが、今回の教訓を経て静かに飲み食いをするという習慣も身につけなければいけません。家族で食事なら笑いはしても大声を張り上げることはないでしょう。マスクをつけるのも当然の世の中になりましたので、ここで一気に社会も変わっていかなければなりません。勿論、マスクをつけられないとか一部の例外や弱者に対して優しい社会でもなければいけません。マスクを着けて乾杯をして飲んでいるとき以外はマスクを外さないという以前では考えられなかった光景を今では飲食店で当然のように見受けられるようになりました。「やればできる」のですが、最近少し気の緩みが出てきているかもしれません。

今回は飲食店に絞った新しい視点での忘年会のお話になりましたが、それはその他の観光業や全ての業種の方々への手助けにも同じ事が言えます。日本人の悪しき習慣はこれを機に排除してこれからの新しい社会への成長ために日本人自身が変わっていかなければなりません。一般的に日本人は謙虚で勤勉で人の言うことを素直に聞きます。外交ではこれが災いすることはよくありますが、この新型コロナに打ち勝ち共存していく上ではこの日本人の性格は必ず良い方向に向かうはずです。見てください!外国では制限が解除されればマスクさえつけない人が多く、それが感染拡大の一因になっている可能性もあります。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です