世界遺産の宮島

宮島 厳島神社の鳥居先日、お盆休みを利用して宮島に行ってきました。今はやりの世界遺産の宮島です。世界遺産といっても新南陽駅から各駅停車の電車に揺られて2時間、船で15分と2時間半もすれば到着しますので近いものです。過去にも何度も足を運んだ地です。しかし近いため宿泊したことはなく、今回は敢えて一泊二日の小旅行の計画を立てました。日帰りとその地に一泊するのでは同じ風景を見ても夜、朝の光景が違って見えることがよくあります。宿泊した旅館は桟橋から徒歩10分程度のところにある錦水館です。かけ流しの天然温泉というフレーズに惹かれました。立地や雰囲気は最高によかったです。到着後一休みして夕方から神社周辺を散策して、ロープーウェイで山頂まで行きました。よくあるコースですが山頂に行くのは今回が初めてです。今までの日帰りコースではロープーウェイは選択肢に入っていませんでした。宮島って厳島神社が世界遺産で有名ですが、その自然の美しさもそれに劣らず素晴らしかったのです。勿論、当たり前のことですが自分としては再発見なのです。なんでも興味をもつまではどんなに素晴らしいものでもゴミ屑同然で、一旦興味をもつとそれが宝の山に変わることってよくありますよね。やはり日々の些細なことにも目をそむけずに真剣に見つめていくことは大切なことです。今回は夕暮れまで山頂に滞在できました。30度を超える夏の暑い海沿いから500mほど天空に近づくだけで爽やかな風が吹き一瞬でも平地の暑さを忘れさせてもらいました。また山頂付近の森林群の中を散策しましたが、自分が住んでいる近くにこんな素晴らしい所があるなんて目から鱗が落ちた思いです。

翌朝は朝一番に厳島神社に参拝しました。普段日帰りなら朝一番に自宅を出発してもゴールに到着するのは早くても午前10時頃でしょうか。その頃には人の列で神社境内も数珠状に連なっています。しかし今回はまだ午前7時前、人影もまばらです。また昼間なら汗びっしょりかきながら並んでお参りとなりますが、朝の爽やかな海風が吹いています。シンボルマークの鳥居が朝日を浴びて輝いています。たぶん朱色に輝く鳥居を見るのも初めてです。見るもの全てが新鮮です。その後はお決まりの水族館です。沖縄の美ら海水族館や大阪の海遊館でジンベエザメやマンタは何回も見ましたが、ここの水族館には初めて入館します。スキューバダイビングで瀬戸内海や日本海を結構潜っているためか、ここの瀬戸内海で見られるコーナーの魚はかなり見たことがあります。大物がいなくても普段のダイビングの延長線上の水の中の光景で十分に堪能できました。足早の2日間の小旅行でしたが非日常的空間を味わえました。

最近、「灯台下暗し」という諺の意味が少しだけわかりかけてきたように思います。先日の同窓会で25年ぶりに会った同級生が「平凡な日々を送り続けることができることこそ非凡なんだ」と昔よく言っていたのを思い出しました。身近なこと、平凡なことを見過ごさずに日々努力をして全力投球することが大切なんですね。

宮島 厳島神社

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