山崎八幡宮の秋祭り

先日、少しですが山崎八幡宮の秋祭りを話題にしました。今回はそのお祭りについて掘り下げてお話してみたいと思いますが、いつもの如くDr椎木のさらさら日記ですので他よりは少し異なった視点から覗いてみたいと思います。

山崎八幡宮 秋祭り山崎八幡宮は先日の同窓会をした富田中学校のちょうど裏手にあります。その山の頂上が夏祭りで花火を打ち上げた永源山公園になるわけです。ですからたくさんの思い出があります。まず一番の思い出は小学校のときには歩いて行ける距離で遠足の定番でした。中学ではクラブ活動の一環で基礎体力の強化と称して八幡様のふもとから頂上まで走らされるのです。これが急な山道で結構きつくて、当時のクラブの顧問の先生が鬼のように恐ろしい存在でした(今は仏のように優しくなられた先生もいらっしゃいますが)ので、山口弁でえらい(きつい)けれどもやらされていたというのが本音でしょう。でも今となってはよき思い出です。またこの富田地区の神社なわけですから、お正月には初詣に繰り出します。毎日中学校の登下校で神社を眺めながら、時節の節目にも登場してくるわけです。

さてその山崎八幡宮には、毎年春と秋にお祭りがあり秋の方が盛大です。その秋祭りが先日の運動会のブログで話題にした9月の第4週目の土日にあるのです。昔は神社の境内に上がる石段まで中学校を横目に見ながらおよそ200mの真っ直ぐに延びた道路にはいろいろな露店が所狭しと並んでいました。しかし現在は不況のせいかまたは時代のせいか詳細は不明ですが、ちらほら隙間が空いて寂しくも見えます。

山崎八幡宮 秋祭り祭りのメインイベントは爺婆山、本山の山車(ダシ)を小高い境内までの坂を綱で地元の若い衆がひきあげて、それをふもとまで突き落とすのです。その山車は釘など一切使わずカズラで固定します。そして落ちた山車の傾きによって豊凶を占います。「秋の日はつるべ落とし」と言いますが、まさに秋の夕暮で西の空は朱色に染まり、少し朱色の上の方のキャンバスが真っ黒に塗りたくられる頃からこの催しが始まります。皆まだかまだかと少し肌寒く感じる秋の夜長を待っています。ピンと張りつめた冷たい空気の中に「トン、トン、トン、トン、トン」と祭り太鼓が響いています。一刻の時間が経過してどっぷりと日も暮れあたりが暗闇と変わる中、この祭事はクライマックスを迎えます。一度でも見たことのある方はあの場面が脳裏に蘇ることでしょう。もし今までに見たことがなければ、ネットのYou Tubeでビデオ録画も見ることができます。本当に便利になったものです。

この祭りが終わる頃には、秋本番を迎えます。もう3か月もすればまたひとつ歳をとってしまいます。最近は本当に時間の経つのが早く感じるのは私だけでしょうか?山車が坂を駆け落ちていくように自分の歳もみるみる増えていきます。「今年やり残したことがあったので、来年にまわそう」なんて思っていたらきりがありません。「今日できることは必ず今日中にやる。昨日はもう戻って来ないけど、明日はまだやって来ない。だから今日1日を一生懸命にがんばる!」をモットーに明日からもがんばりたいと思います。

山崎八幡宮 秋祭り

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