運動会までの道のり

宮田東小学校運動会またまた運動会。今回は小学校の運動会当日とそれまでの途中経過も一緒に書いてみたいと思います。まだまだ残暑の残る暑い季節ですが、夏休みが終わると子供たちは運動会までの残り少ない日々を運動会の練習で明け暮れます。我々が小学生の頃は以前にも書いた通り10月初旬でしたので2学期が始まってもまだまだ練習に余裕がありました。しかし今の小学生はさあ大変!毎年9月の第1週目の週末が高校の運動会で、第2週目の週末が中学とくれば第3週目の週末が小学校の運動会なのです。なぜならこの富田地区は昔から9月の第4週目の週末に地元の山崎八幡宮の秋祭りが開催されるからです。このお祭りは五穀豊穣を祈願して、八幡様の小高い境内から爺さん人形の乗った山車と婆さん人形の乗った山車をふもとに転がして突き落とすというちょっと変わった伝統行事なのです。山車と言っても重さも1トン近くで、大きさもコンテナ1個分くらいあります。地元に住んでいた人は遠く離れていても「ああ、あれね!懐かしいなあ」と思い出すはず。この行事は1702年から始まり長い伝統がありますので、小学校の運動会などの行事は避けなければならないのです。ですから他の地区の小学校の運動会はこの地区より1週間程度は遅いと思います。特に今年のように1日が第1土曜で22日が第4土曜の場合、必然的に15日の土曜しか小学校の運動会の選択肢が残りません。毎年9月の第3土曜日が運動会のため秋雨前線で1日順延になって日曜にずれればいいのにと週間天気予報を眺めて1週間前から雨マークを不謹慎にも探しているのは私だけでしょうか?

9月初旬、夏休みが終わると先生も生徒も授業時間だけでは到底足りませんので放課後も使って準備にいそしみます。組体操など難関な競技種目は夏休み前から練習しているようです。なんでもそうですが、準備しながら「ああでもない」とか「こうでもない」としている時が結構楽しいものです。勿論夏の暑い最中に練習するのですからつらいこともありますが、いざ本番となると時は一気に駆け抜けて一瞬の如く終わってしまいます。あとで振り返ると運動会の思い出のワンショットは脳裏にしっかりと焼き付いていますが、ビデオのように流れる記憶の光景はその当日の映像だけではないと思います。

さあ、本番当日。朝は曇りがちでしたが、その後はお日様も顔を出して晴天の運動会日和となりました。昨年同様、朝の6時の運動会開催の合図の花火とともに親達の陣取り合戦の徒競走で幕開けです。今年は末っ子だけの運動会で通常の土曜日のため午前中は診療所で仕事です。外はまだまだ暑いのでクーラーをかけて窓は閉め切ったままですが、外から運動会のバックミュージックがかすかに流れこんできます。今年は午前中の競技を見に行けず、午後の綱引きしか見ることができませんでした。親として運動会を毎年見ながら子供の成長を年ごとに感じとります。私にとりまだ3回も成長を見届けるチャンスが残っています。今から来年の暦をめくりながら「来年の運動会の日にちと曜日の並びはいいな」などとひそかに喜んだりしています。

宮田東小学校運動会

カテゴリー: 日常のこと, 趣味のこと タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です