自分のお宝は友達

誰にでも自分にとってのお宝がありますが、それが目に見えるもの、見えないものといろいろあります。今回は物質的なものではなく目に見えないお宝でかけがえのない友人について考えてみたいと思います。

昨年の中学校の同窓会で再会した友人。まず幼稚園、小学校、中学校と11年間ずっと一緒だったが、一度も同じクラスになったことがなくて生まれて初めて同窓会で喋ることができた同級生。小中学校と仲良くしていたが、高校が別々になりそれ以来30年間音信不通で再会した同級生。小中高校まで一緒でそれから音信不通になった同級生。一度は交流が途絶えたものの地元に住んでいてたまに市内でばったり会って「よー」と声をかけるようになった同級生。同窓会の企画を通じて仲良くなった同級生。同窓会で一緒に幹事をした中には、高校まで一緒でしたが、同窓会まで話したこともなかった同級生もいました。いろいろなきっかけでたくさんの友人が増えました。

でも面白いものですね。そんな同級生でも同じ接点をもった過去を共有しているとその接点から延長線が伸びてゆきます。そしてその時間軸は過去と未来の両方に向かって。しかし逆回転はしません。脳裏の中の記憶のみです。そして共有しているからこそ同窓会の日に一緒に当時の過去を覗くと当時は別々で話したこともない同級生がその同じ一瞬を覚えていて話題が合致したとき。「そうあの瞬間です!」過去の事実が現在まで蘇ってその話をしたことのない同級生とも一気に点から線を越えて面へと変わるのです。未来への延長線はもしかすると自ら消しゴムで消したり、自然に薄れてしまったり突然途切れるかもしれません。喩えれば線から点線になり更に点と点の間隔が開いてそして消えるような感じでしょうか。そのような跡形もなくなった線は目には見えないかもしれないけれど、将来何かのきっかけがあれば一気にその消えた時代から未来のその日まで直線で繋がってしまうのです。点と点を繋げば直線になります。別に直線でなくとも人と人とが接するという接点という点が2ヶ所あるだけでよいのです。途中は山あり、谷ありの曲がりくねった曲線でもかまいません。人生なんて直線で突っ走るよりもむしろでこぼこ道で紆余曲折している方が普通ですよね。自分が持っている多くの過去の接点がこの同窓会を通してもう一つの接点となり直線や曲線として結ぶことができました。これってお金や時間に換えることができないとても貴重なお宝です。またこれからも自分の未来に向かうどこかの接点で会うことができたら皆さん、私の人生の晴れ舞台に登場してくださいね!

昔は友達ってとても大切に思っていたけれども、成人して仕事をもち結婚して子供ができて、いろいろな人生を歩んでいくうちにいつの間にか切れてしまう友達。年賀状だけの関係になってしまった親友。過去と未来の両方が見え隠れし始めた人生50年を過ぎるあたりからまたこの素晴らしいお宝を紐解いて眺めて話していろいろなことを振り返って明日からの未来へと繋げていきたいと思い始めています。

カテゴリー: 日常のこと, 趣味のこと タグ: , パーマリンク

自分のお宝は友達 への2件のフィードバック

  1. Kより のコメント:

    しいちょんへ

    帰省の際は色々ありがとう!いつもすみません。

    やっぱり昔の仲間に会うことは本当に良いですね。
    今回もたくさんの同級生が集まって昔の思い出や近況報告など話すことができましが、
    皆さんそれぞれに大変なこともあると思うけど、頑張っている様子を見ると自分自身励み
    にもなるし勇気を貰えました。皆さんに感謝しています。
    地元から離れて長い期間が経過しましたが、こうした同級生の頑張っている姿が一番の
    心の支えとなっています。
    次回会える日を楽しみにこれからも頑張っていきます!!

    暑い日が続いていますが、くれぐれも身体には充分気をつけてくださいね。
    しいちょんのブログ、これからも楽しみにしてますよ^^

    本当にありがとうございました。

    K・Kより

    • 椎木 のコメント:

      K君へ
      これからも家族、同級生を主に地元の話題を混ぜながら、今自分が何を考えているのかを素直に表現していきたいと思っています。意見やコメントまってます。また会う日を楽しみにしています。椎木

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です