カブトムシを飼う、買う

毎年、梅雨が明けるか明けないかの時期になると必ず「今年はどうしようか?」と悩む自分がいます。たわいもないことなのですが、カブトムシを飼う、買うことについて悩むのです。本当は野山に行って捕まえてくるのが一番ですが、なかなかそうもいきません。

7年前にカブトムシのつがいを買って来て、卵から翌年にはさなぎ、成虫まで育てあげたことがあります。そのときは、ビギナーズラックとでもいいましょうか、100匹近い成虫が勢ぞろい。「もういいよ」というほどでした。それも1週間のうちにすべてが成虫になったのですから、「副業でもしようか」と思いました。

しかし、翌年からは徐々に数が減ってきましたが何とか30匹。その翌年には角の曲がったカブトムシも出てきました。「なぜかなあ?」と思いましたが、もしかしたら近親交配が進んだのかもしれません。それで「こりゃ、ヤバイ」と思い、また近くのお店でカブトムシのつがいを買ってきました。それからほそぼそと育ててきましたが、ついに絶えてしまいました。

それから2年、カブトムシは飼っていません。なぜかといいますと、子供がカブトムシを見て喜び、カブトムシが死んでしまうとちゃんとお墓を作ります。そこまではよいのです。しかし、その後「またカブトムシをお店に買いに行こう」というのです。「飼う」と「買う」は子供にとってみれば同じなのです。意味は大いに違うと思いますが。もうひとつは、生き物を飼い、命の大切さを学ぶことも大切ですが、それが惰性となるとよくないなあと思ったのでやめました。またいつか「本当に飼いたくなったら、リベンジする予定ですが、まだいつになるかわかりません。


カブトムシ

その当時、さなぎから脱皮した直後のカブトムシの成虫写真です。背中が真っ白だったのがとても印象的でした。半日で通常のこげ茶に変わります。柔らかい白い羽を傷つけてしまうとちゃんとした黒く硬い羽にはなりません。

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