鹿児島とのご縁

先日鹿児島へ行ってきました。5月末は日本中記録的な猛暑でしたが、この猛暑の中での鹿児島でしたのでさぞかし暑かろうと心配しながらの出張です。先月は熊本へ家族旅行でしたが、今回は日帰り出張です。九州新幹線を利用すれば徳山から直通でおよそ2時間半の旅です。いつもながら新幹線の恩恵で大阪から鹿児島まで完全に日帰り旅行が可能な範囲となりました。昔から車窓の流れゆく景色をボーっと眺めるのが旅の醍醐味でした。それは今でも変わりありませんが、せっかちな日本人が九州新幹線開通で更に増えたかもしれません。鹿児島は過去に4-5回は訪れていて個人的に好きな県です。霧島温泉、桜島、指宿温泉、知覧などを過去に巡りました。観光がほとんどですが他県よりも惹かれてしまいます。それはなぜだろうか?と考えてみるとまずはJRでつながる最南端で西の端、つまり本州の最西端で周囲は海に囲まれた山口県と似かよった土地柄です。だから親近感が湧いてくるのでしょうか。そして歴史的には薩長同盟がすぐに頭に浮かんできます。これも地理的に似た環境が同じ大きな志を100年以上前に抱かせたのでしょうか。方言や歴史や文化など全く異なる地域同志ですが、どこかに見えない糸で結ばれているのでしょう。

当日は8時に徳山を出発して10時半には鹿児島中央駅に到着です。まずは足早に仕事を片付けます。その後は少し時間に余裕ができたので、というよりも無理やり余裕ができるようにはしょった部分も多々ありますが、市内を散策しました。やはりどこに行っても自分の足で街角を歩いてみなければその町の空気を吸うことはできません。そうして初めてその町の息遣いが伝わってくるのです。それは都市でも田舎でも変わりありません。今回は路面電車に乗ってみました。路面電車自体は広島で乗り飽きていますが、ところ変われば趣も変わってきます。170円で市内周遊をしている路面電車でおよそ片道30分程度ボーっと車窓を眺めます。新幹線では味わえないひとときです。それこそ昔ながらのゆっくりと時間が流れる瞬間です。新幹線と路面電車、それは全く異なる乗り物ですがレールの上を走る乗り物に変わりありません。心地よい揺れで鹿児島市内を走ってゆきます。桜島も眺めながらほんの1時間の旅です。今日も夏日で暑く汗をかきながらの小旅行でしたが、その分車内のクーラーはかなりヒンヤリとした別世界でした。

帰りは心地よいクーラーの効いた新幹線でこのブログを書いています。猛スピードで流れ行く車窓には缶ビールが1本。それではなかなかほろ酔い加減とはいきませんが、やはり朝からの疲れも重なってウトウトしてしまいます。睡魔と闘いながら来週のさらさら日記に間に合うように執筆しています。今回の鹿児島出張は猛暑の中での足早の日帰り往復でしたが、それはそれで趣ある非日常の世界をちょっぴり覗くことができて満足のいく6月最初の日曜日でした。そうそう6月1日という日、それは私にとっていろいろな意味での記念日なのです。その記念日についてはまたの機会にお話ししたいと思います。それでは今回の暑い鹿児島中央駅の観覧車からのワンショットを掲載しておきます。

桜島

カテゴリー: 日常のこと パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です