久しぶりの東京出張

久しぶりに週末に上京してきました。今回は常宿が取れませんでしたので神田駅近くのホテルに泊まりました。ホテルは必ず大浴場のあるホテルを探します。東京といえどもそのようなホテルはあまり多くありません。高級ホテルでは皆無に等しく、むしろビジネスマンが重宝する安くて湯ったりというフレーズのビジネスホテルが10件程度ネット検索をすると出てきます。しかしビジネス向けのため早めの予約をしないと私と同様に地方からの出張客ですぐにこの手のホテルは満室になってしまうのです。ですからいつも出張が決まる4か月以上前からホテルと格安航空チケットをネットで早々に購入しておくのが常となっています。今回のホテルはサウナ付きと朝食付きで8500円で24時間大浴場利用可能でしたので言うことはありません。JRで神田駅に降り立ちましたが、神田界隈なんて生まれて初めて歩く街並みです。東京で山手線や中央線に乗れば車窓から神田駅を眺めます。しかし下車をしたことはありませんでした。夕方に到着して早々にホテルにチェックインして晩飯はどうしようかと行く前から悩んでいました。全くの地の利がないからです。一杯飲み屋にふらっと入るか、ラーメンなどで簡単に済ませてホテルで一人酒かなどなど悩むことは尽きません。ネットで神田のレストランを調べるといろいろな店が出てきます。結局何軒か目星をつけてあとはその場の雰囲気で決定となります。そこまで準備万端にしていたのですが、今回はたまたま東京の仕事関係の方と飲む機会に恵まれまして一人寂しく秋の夜長を過ごさなくてすみましたのである意味ほっとしました。

今回もホテルにチェックインすると一目散にオアゾにある丸善に直行です。何十万冊とある本の山の中を巡ると今日も何かしらお宝本に出会えるのではとの期待が高まります。また東京駅周辺に日本一高いビルが建設されると先日新聞に掲載されていました。「このあたりにそびえ立つのかなあ」と夕闇で暗くなりつつある東京駅の傍らで空を見上げます。そしていつも思います。東京は自然の豊かさと地震の多さを除けば文化や芸術など全てにおいて田舎より秀でています。しかし土地も物価も田舎とは比較できないほど高いのも事実です。昔東京に一度でも住んだことのある人間ですので、大都会の良きも悪きも知っています。羨ましさはいまだにあるもののまた住みたいとは思いません。年に数回おのぼりさんとして上京し摩天楼を見上げる方が性に合っているような気がします。今宵は地元の人にお店へ連れて行ってもらいました。いつもと違って侘しく一人酒ではありませんでしたのでついついアルコールも多めに入ってしまいほろ酔い気分でとても楽しいひとときでしたが、翌日の仕事には少々二日酔いで臨む羽目になってしまいました。地元ではいつも見えない糸で繋がれているような錯覚をしている人間がたまに都会に出て一人で羽を伸ばすのはリフレッシュとして最適な時間と空間を提供してくれるのがこの大都市東京です。これからもうまく出張を利用しながら息抜きをしながら明日からの仕事に生かしていきたいものです。

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