久しぶりの防府天満宮と初めての毛利庭園

先週の大学の県人会は盛会に終了しました。翌日の観光案内には私は所用で行けませんでしたので、私の先輩の先生が大島の回天基地跡に同窓会長の先生をお連れしました。私は史跡巡りではなく山口宇部空港から会場までの送迎をしましたが、時間が少々ありましたので防府天満宮と毛利庭園に理事長先生をお連れしました。理事長といえば大学の本当にトップなのですが、バレー部のOBでもありとても気さくな先生です。道中いろいろと楽しいお話をさせていただきました。

当日は秋晴れの気持ちの良い日和でしたので会場までの途中に少々時間がありましたので防府天満宮と毛利庭園と大平山山頂から瀬戸内海を望むという3コースをご用意して選んでいただきました。山口県に住んでいる私ですら毛利庭園や大平山山頂に上がったことはありません。大学のトップで学生の医師国家試験の100%合格を祈願したいとの強いご希望で防府天満宮にお連れしました。学問の神様では太宰府天満宮が有名です。防府も菅原道真公で有名なのですが、やはりかないません。理事長もやはり防府天満宮のことはご存じありませんでしたので境内の天満宮の歴史を読まれて初めてここも太宰府に劣らず立派な天満宮であることを理解していただきました。私も個人的には受験生をもつ親で正月にはお参りしようと思っていましたので早々に第1回目の祈願をさせていただいてお守りを購入しました。自分が受験生のときは若いせいか神頼みという言葉をあまり知りませんでしたので、自分の実力勝負で挑みました。今でも実力勝負は決して変わるものではありませんが、歳をとったせいでしょうか?神頼みという言葉が頭の中をよく駆け巡ります。次に向かったのは毛利庭園です。あと2週間くらい遅ければ紅葉がきれいだったにちがいありません。まだモミジのとがった指は赤と緑がまだらに色づいています。日中は陽気な気候でしたが、午後4時をまわっての訪問でしたのであたりの空気もひんやりとして少し肌寒く感じます。そのピンと張りつめた冷たい空気の中での緑は更に引き締まった色合いを醸し出しています。東京から来られた先生に良き思い出となっていただければ幸いとおもてなしをさせていただきました。大平山からの瀬戸内海は時間的に余裕がなく望めませんでしたが、個人的にはいつか近い将来行ってみたいと思っています。

今回の防府の立ち寄り先は地元からすればいつも見慣れた光景でそんなに行く機会などありません。翌日の回天基地跡もしかり、昔30年以上前に行ったきりです。やはりいつも見慣れているものはどんなに素晴らしいものでも色褪せて見過ごされているのだと改めて思いました。私が御上りさんで東京の摩天楼を行く度に見上げて、飛行機や新幹線から富士山が望めたら何か御利益があって良いことがあるかもしれないなんてゲンを担ぐのと同じことでしょう。いつも見慣れた景色、いつも見慣れた対人関係など本当はもっと素晴らしいことがあるはずなのにそれをいとも簡単に見過ごしてしまうそのようなことが多い普通の日常生活にはこのようなちょっとしたイベントが必要なのかもしれません。

防府天満宮毛利庭園

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