前を向こうと決心すると明るくなれる

人生は山あり谷あり。朝起きて朝日を見るとやるぞ!という気持ちになり、夕焼けを見て今日もよくがんばったと感慨にふける。しかし夜寝床についてふといらぬことを考え始めると不安が迫ってくる。これって人生で死ぬまで繰り返されます。また後ろ向きに物事を考えると悪いことばかり頭をよぎって一層暗くなってドツボにはまってしまいます。では前向きに事を考えるとどうなるでしょうか?グルグルとラビリンス巡りをしているうちに考えること自体に疲れてきて「もう、どうにでもなれ!」と考えるとふっと今まで呪縛されてきた悩みが一気に解決はしませんが、「なるようになるさ」と思うだけで全然展望なんて開けませんが、心がほっと一休みできることってありませんか?多分、あれこれ悩むと本当に解決しなければいけない焦点がぼやけてその周辺をグルグル回って悩みが増幅しているのではないかと思うのです。そしてもう一度焦点のみに光を当ててみても決して解決できずに最も難解な問題が待ち受けているのですけれども、結局はすぐには解決できるほど簡単なものではないため「前を向いてやるしかないじゃん」と開き直ると急に明るく元気になることもあります。しかしそのようにプラスに考えることができない人も世の中には多いのではないかと思います。自分はどちらかといえばマイナス思考です。しかしどこかの時点でプラス思考になろうとその理由づけをして考え続けて、どこかで折り合いをつけて楽観主義者に変身していきたいのです。同じ生きるならどっちがお得?と考えると明らかにプラス思考の方がお得なのは自明の理ですよね。

では前を向くにはどうすればよいか?それは何事にも逃げないことでしょうか?広島カープの郷土出身の故津田選手の有名な言葉で「弱気が最大の敵」という私が好きなフレーズがありますが、その格言が全てを言い表していると思います。見えない敵ほど恐ろしいものはない。しかしよくよく目を見張って見ると目の前の見える敵はたいしたことはなく自分が勝手に見えない敵の虚像を作りだして自滅してしまうパターンが多いのです。受験でも受験という雰囲気やプレッシャーに飲み込まれて負けてしまうパターンです。本当はもっと実力があるのにと言われるけれどもブルペンエースでマウンドに立つと打たれて交代させられてしまうピッチャーなどあげればきりがありません。そして「もし・・・・たら、れば」と彼等は言います。しかし「たられば」を言った時点ですでに敗戦投手になっているのです。本当に勝ち残っていく人間は「たられば」を言わないと思うのです。しかしその勝者も最初から勝者であったとは決して思いません。多くの失敗を重ねて自分と向き合って必死で考えて強者に変身していったはずです。じゃないと世の中で「ひたむきな努力」という言葉は死語になってしまいます。

「上を向いて歩こう」という有名な故坂本九さんの曲のように、上や前を向いて歩くことは決して簡単なことではないのですが、変身して自分が変われるチャンスは誰にでもあるのです。蛹から蝶への変身願望をいつも持ち続けていたいものです。

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