オリンピックイヤーの6月第1土曜は大学同窓会

4年ぶりの大学の同窓会に参加してきました。今回は大学創立100周年という記念の節目で西新宿の都心の大学病院の建て替えがまさに始まろうとしている矢先です。そのような中でのハイアットリージェンシーでの6.4の同窓会でした。学生時代にはセンチュリーハイアットと呼んでいました。我々は昭和63年春に卒業したので4年に一度6月3日に一番近い土曜日に東京の新宿の懐かしい地で同窓会を開催することになっています。今回はそのオリンピックイヤーの6月4日の土曜日がその日に当たりました。次回は東京オリンピック開催のカウントダウンのときに同窓会があるわけで、その時は新宿都心の摩天楼に新しい新病院が聳え立っていることでしょう。とても楽しみなのですが、かなり高額の寄付金を求められていまして懐具合としてはかなり痛いのも事実です。

さて今回もそそくさと土曜の午前中の仕事を終えて急いで車に飛び乗り、山口宇部空港からの1泊2日の旅行です。普通は学会出張で上京することが多いのですが、同じ飛行機に乗るにしても気分が高揚しています。今回の機上は特別で過去の青春時代を思い出しながらのこのブログを書いています。たくさんの思い出が現れては消えていきます。友達のこと辛かった学生時代の試験で追試を受けたこと、そしてバレーボールというクラブを通してのいろいろ思い出が走馬灯のように流れていきます。いつもの出張での機上ではそんなことは決して起こりえません。あっと間の空の旅で羽田空港に到着。

同窓会に出席すると懐かしい顔ぶれが並んでいます。30年という時が一気に逆回転してその当時と変わりありません。前回も参加した友人もいますが、今回初めてという友人もいてどんどん昔話に花が咲きます。今現在の状況を話すと愚痴になりますが、昔話に愚痴なんてありません。一瞬でも当時の自分を探したくて同窓会に参加しているのかもしれません。飲みながら30年前の自分と30年後の自分を映し出してみます。あと何回ワクワクしながら6.3同窓会に臨めるのやらと一抹の不安も交錯します。会が始まってあっという間に夜は更けていきます。それこそ「時間よ、止まれ」とエイちゃんが登場してきます。新宿2丁目のおかまバーで朝までカラオケを歌ったことも昨日のことのようです。今回も参加してない青森出身の出席番号がひとつ前のやつ、何をしているのだろうなんてことも酔った頭で考えたりします。そんな楽しい時間は線香花火のようにはかなく過ぎていきます。

翌朝は在宅医療の学会に参加する予定でもういつもの自分に戻っています。昨夜の出来事も一晩寝て起きた時には浦島太郎のように煙となり、新宿都心の摩天楼は現在の自分には関係のない東京です。学生時代のセピア色の新宿の摩天楼は記憶のどこかに消え去っていきました。つい感傷的になるのですが、一瞬の楽しい時間を昔の友人と共有できてよかったと思いながら山手線に乗って新宿を後にして学会会場の横浜に向かいます。これからも何度も上京しますが、同窓会参加前のワクワク感は生まれて初めて大学生になって上京した時のあのドキドキ感と同じで、何歳になっても色褪せることはありません。

写真はホテルから眺めた懐かしい西新宿です

西新宿
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