初めての事だらけ

末っ子が寮に入って早3か月が経過して来月は夏休みで帰ってきます。光陰矢のごとしで時間は過ぎています。特にこの2か月は子供にとってはテレビで人気のあった企画で「初めてのお使い」がありましたが、毎日がそのような感覚だったと思います。4月は寮生活や学校生活など見るもの全てが新しいもののオンパレードでした。30年以上も前のことですが、私が高校を卒業して上京したときの感覚と似ています。ただし家を離れた年齢が違います。18歳の当時の自分に対して末っ子はたかが13歳です。この5年の差はとてつもなく大きいはずです。今の50歳を過ぎて人生を半分以上経験してきた者にとってはこの5年はとても魅力的に感じます。今の自分なら13歳でも喜んで行くでしょう。当時から九州には中高一貫校がありましたからもし私が行きたいと言ったら両親はどんな反応していたでしょうか?しかし当時の私の学力では小学生の時に中学受験という目的で勉強をしたことがないわけですから100%不合格判定のE確実だったでしょう。そういう意味からすれば我々の時代は学校の教科書も分厚くゆとり教育世代では決してなかったのですが、のんびりした良き時代だったのかもしれません。

5月の連休が終わると早速初めての中間試験がありました。いくら受験をしてきたからと言っても学校での定期考査は別です。特に初めての順番が出ます。受験では合格でも不合格でも当人にはビリかブービーかあと一歩だったのかはわかりません。ところが定期試験では1番からビリまでの席順がついてしまいます。流石にこれは初めて経験する人にとってはシビアなものになるはずです。いくら義務教育とは言いつつも「お前はトップでお前はビリ!」と判定されてご親切にちゃんと順番まで出してくれのですから。私も当時のことで肝心なことは覚えていませんが端々のことはいろいろと記憶を辿ると出てきます。最初だから確か試験1週間前になるとテスト週間でクラブが休みになりました。それは今と一緒です。そして毎日夕方には帰宅して夜遅くまで試験勉強をしました。それも一緒でしょう。流れとしては昔も今も変わりありません。その当時もトップからビリまで結果は出ますが、それで非行に走ったりすることはありませんでした。前回の中学の同窓会でも中学の成績なんて大人になってみれば職業は違えども基本的に皆が真面目に生きています。世の中の全ての人間を対象にすれば外れる者もいますが、それが成績とは相関しないのではないかと証明はしていませんが直感でわかると思います。成績よりも周囲の友人関係や親子関係の方がはるかに重要であることは現代の痛ましいイジメや非行事情からも明らかです。5月下旬に最初の試験結果が発表されて、その結果が良くても悪くても末っ子にはその事は夏休みに帰省したときにしっかりと伝えなければなりません。

中間試験後の5月下旬から新中学1年生は課外クラブ活動が始まりました。希望の硬式テニス部に入部してがんばっています。今しかない中学時代を寮生の友人と文武に渡って悔いなく過ごしてほしいものです。

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