ハワイって素晴らしい~ハワイ島一周

旅も半ばを過ぎ後半の主役の日です。一周350kmを1日で周りきる島内一周です。今回はいとこと叔母の住むヒロの町を見に行くのが一番の目的です。しかし滞在先のコナからヒロまで直線距離でも130kmも離れています。ですから行って帰るにも時間がかなりかかります。それならばバンをチャーターして島内一周となりました。勿論、いとこと叔母も一緒に乗っています。最高の島内観光ガイドと一緒です。まずはホテルを午前8時に出発して南に下ってアメリカ最南端の岬を車窓から眺めます。その後現在も活動しているキラウエアの火口を覗きます。その雄大な光景に感激しますが、まだヒロは先です。昼過ぎにやっとコナとは反対のヒロに到着です。このヒロという町は日系移民が多く暮らす街で、昭和のノスタルジックな世界とどの旅行雑誌にも書いてあります。ダウンタウンの一部はその名残も残りますが、残りはニュータウンに変わっているようです。しかし温暖な気候のためか家並みはとてもシンプルです。簡単な作りで屋根もトタンでそれこそ昭和の名残と言っていいでしょう。それともうひとつ大きな特徴は西側のコナと東側のヒロの間には4000m級の山々が連なっていますので海からやってきた湿った空気が東側にぶつかりヒロは雨が多く西側のコナは乾いた空気が山から降りるためいつも晴れているそうです。本日もコナ出発時は晴れていましたが、南を周ってヒロに入る頃には雨です。予想通りの展開となりました。今回のハワイ旅行の目的は短い時間ですが、ヒロを観て周ることです。叔母の自宅、叔父のお墓や先祖のお墓を拝んで叔母やいとこが日常で使っているスーパーにも入って買い物もしました。海外に行くと下手にお土産物屋に入るよりも地元ご用達のスーパーや商店に入る方がローカルな商品が揃っていて安く気の利いたお土産を多く見つけることができます。今回も子供たちは友人へのお土産をしこたま買い込んでいました。

ヒロの街を周りながら昔の苦しかった思い出話を聞くにつけ現在暮らしている自分たちがどんなに幸せかということを実感しました。しかしこの地に足を踏み入れなければそのような貴重な話を聞く機会などありませんでしたし、その地の空気を直に吸うからこそその思いが実感として幾分かは共感できるのかもしれません。そんなこんなのたったの2時間ほどの滞在でしたが、子供たちと一緒に家族5人で共有するには十分すぎる時間に違いありませんでした。この夏休みという貴重な時間を逃してしまうと子供たちはそれぞれの学生生活に縛られて次に家族皆で動ける保証はありません。また叔母も80歳になるわけでいつまでも元気でいるという保証もないわけです。また自分の両親も健在で続くとも限りません。そのような中で次の世代の子供たちに現状を見せておくということはとても重要な事だったのです。

まだ明日の夜にいとこと叔母との最後の晩餐が待っています。最後とは思いたくないのですが、本当に最後かもしれません。しかし今回の旅行が果たした重要性については事実でこれからも永遠の思い出となるはずです。それでは次回はハワイ最終章となります。

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