ラーメン談議

先月上京した時に激辛ラーメンを無性に食べたくなり泊まる予定のホテルの近隣のラーメン店をネット検索で探しました。本当に便利なもので周囲に何十件ものラーメン店がある中でキーワードの辛い・味噌・神田で検索するとカラシビラーメンがヒットしました。醤油ラーメンや豚骨ラーメンも好きですが、とりわけ好きなラーメンは味噌味です。過去に味噌ラーメンで一番美味しいと思ったのは北海道に行った時の札幌ラーメンでした。ラーメン横丁の味噌ラーメンも美味しかったのですが、札幌駅地下のラーメン店の味が忘れられません。かれこれ35年前になります。それ以後いろいろな地域で味噌ラーメンを食べてきましたが、まだその味を乗り越えるものには出会っていません。しかしもし今の自分が再び北海道に行ってその店が仮に今でも存続していて食べたとしても本当に一番と太鼓判を押すかどうかはわからないでしょう。当時の記憶はかなり美化されているのかもしれません。昔はインスタントラーメンなら札幌一番味噌ラーメンが定番でよく作って食べていましたが、今ではお湯を注ぐだけで本場さながらの高級志向の味噌ラーメンがスーパーにたくさん陳列されています。味もお湯を注いで数分待つだけでここまで美味しいのかと唸るほどです。これも技術革新の賜物でしょう。更に最近感心させられるのは生麺の歯ごたえです。お湯を注いで待つだけのカップ麺でもあのこしのある歯ごたえ感を出せるのは凄いことだと思っています。

今回のカラシビ味噌ラーメンは激辛を注文せずに普通の辛さにしました。それでも十分に辛くて食べ終わる頃には額から汗がしたたり落ちてきました。次回食べるなら更に辛さをアップしたメニューに挑戦したいと思います。このように都会に行けば行列のできるお店がたくさんあってそれを一軒一軒制覇していくのも楽しいものです。しかし週末など上京する機会は限られていますので並んで待つ時間はあまり取れないのが現状です。ですから本当に美味しい行列のできる店で食べることは不可能で、並んでも30分程度で入店できる店を探して食べに行くのがせいぜいかもしれません。それでも1000円ばかりでひとときの幸せを味わえれば申し分ないことです。

徳山にも贔屓のラーメン店があります。第二スターの醤油ラーメンです。小学生の頃から両親に連れて行ってもらっていました。味も本当にシンプルです。周囲の地元の友人と話すと皆行ったことがあり懐かしの味で話題になります。これこそ三つ子の魂百までの典型でしょう。自分の子供たちも小さいころから連れて行き食べさせています。帰省した時は必ずと言っていいほど行きたがります。そこのレジのお婆さんは御年90歳に近いようなお話を先日されていました。私たちが通い始めて40年以上経過しているのですから当然と言えば当然です。3か月前に行ったときにはレジにいらっしゃらなかったので具合でも悪いのかと心配しましたが、つい先日に行ったときには元気にレジ番をされていました。いつまでもお元気で美味しいラーメンを食べさせていただきたいです。

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