海の日があれば山の日、昭和の日があれば平成の日?

今年も暑い夏がやって来ました。昨年から8月11日に山の日が制定され祝日が増えましたが、昨年はその休みを利用して盆休みを長めに取ってハワイ島の叔母さんと従姉に会ってきました。医療機関のように日曜や祝日のみ休診をして盆と正月に気持ちだけ長めに休診させていただくような業種では国民の祝日を増やしていただくと非常にありがたく思います。以前4月29日の昭和天皇誕生日が廃止されるかと思いきや一時的に緑の日に変更され後に昭和の日として残されました。そのためこれからもゴールデンウィークの1週間を国民が有効に使って休めるようになりました。山の日も盆休みの始まりとしては最適な好位置にあります。赤日しか取れなかった医療機関などでは少しでも長く盆休みを取得するには取りやすい日にちの並びとなりました。海の日があるから山の日なのでしょうが、それとは別に山の日の翌日の8月12日は御巣鷹山で1985年に史上最悪の日航ジャンボ機墜落事故の追悼の日です。当時私は大学生でその2週間前に生まれて初めて飛行機に乗って感動した矢先でしたのでその墜落は自分にとって非常にショックでした。8月には広島や長崎の原爆投下や終戦日など国民が決して忘れてはいけない日が多くありますが、この日も未来永劫忘れてはいけない日だと思っています。

再来年に天皇陛下が退位され新しい元号になります。すると12月23日の祝日は消滅してしまうのでしょうか?私たち医療機関にはあまり関係ありませんが、クリスマス商戦真っただ中の業界では残してほしい特異日ではないかと思います。少し外国に長く住んだことがある方ならわかると思いますが、そのあたりからクリスマスをはさんで年末年始休暇を含めて10日近くの長期休暇を外国企業は取ることも多いのです。日本でも平成天皇誕生日がきっかけとなり長めの冬休みを取得する方も出てきました。しかしほんの一握りの人々だけです。我々業界などではあり得ない話です。よってこのまま平成の日として残していただく方が少なくとも消滅させるよりは良いと思います。プレミアムフライデーなるわけのわからないノー残業デーを作るくらいならよほど消費効果があると思っているのは私だけでしょうか?新しい元号の命名はわかりませんが、皇太子殿下の誕生日は2月23日ですので、2月11日の建国記念日とは12日違いで曜日も重ならず素人の私が言うのもおこがましいのですが、配置的にも良いと思います。大胆な言い方をすれば働きバチに喩えられて過労死をしてしまう日本人に「もっと休めよ」と国家が言っても利益を追求する資本主義国であり続ける限り不可能に決まっています。それなら国民の祝日を増やすことが手っ取り早いのです。それでも小売りなどのサービス業種は休めません。問題は山積です。

小中学生の長い夏休みは宿題に追われて苦痛であまりありがたく思いませんでした。大学生の長すぎる春休みは退屈でもありました。社会人になっても学校の先生は子供と一緒で長い夏休みがあって羨ましく思っていましたがそれは勘違いでした。そのような長い休みが取れなくなって初めてその貴重な日々を今になって羨ましく思ってしまいます。

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