最近の大学入試説明会

先日大学入試説明会に参加してきました。予備校主催ですが、それでも10校近くの私立大学が参加していました。国立は絶対に来ません。国家公務員法から来ることができないのか?否、「私立と一緒なんてやってられねーよ」とプライド高すぎなのかは定かではありません。旧国鉄が民営化されて競争にさらされてもなかなか歴代トップの考え方は変わらないのと一緒の原理だと思います。昨年夏に長男が某国立大のオープンキャンパスに行きましたが、お偉い教授が出てきて偉そうに入学してくる学生は優秀だから云々と鼻高々に言われてあまり魅力ある学校紹介ではなかったようです。国立大も独立行政法人に移行して一地方大学の山口大学は少子化による学生数の減少を目の当たりにしていろいろと改革して少しずつ結果が出てきています。一方で都会の大学は黙っていても優秀な学生が集まってくるという地方からみれば羨ましい限りの条件ですので、どうしてもそのような傲慢な態度になるのでしょう。国立対私立、都会対地方と格付したくないのですが、どうも上から目線が気になります。今回の説明会でも来る大学と来ない大学ではやはり都会対地方がありました。中でも都会から地方まで説明会に来られる私立大学は相当な危機感が感じられます。都会で国立に圧倒されないようにそして同じ私立には絶対負けないように説明担当者も教授と事務方トップでいらしている大学もありました。そのような学校は一般的に他校と比較すると受験という限られた世界での偏差値はやや劣るかもしれませんが、それ以上に熱意を感じます。1点でも高い方が勝つという結果が全ての世界ですが、それでもその熱意は参加した我々には伝わります。一方で大学として参加はしたものの広報の若い方が一人でポツンと座っているブースもよく見かけます。そのブースで意地悪な質問をしてその大学の姿勢をあぶり出そうとするのですが、予想通り担当者から的確な答えが返ってきません。そのような中途半端な対応ならわざわざ都会から来なくて資料だけ置いておけばいいのにという大学もあります。ただし普通の参加者は何の下調べもせずに来る方が大半ですのでそのような対応でも十分なのでしょう。しかし私の場合は必ず下調べをして肝の部分を引き出すような質問を携えて参加しますので、相手からみればとても手強いのかもしれません。そのような私でも興味がない大学のブースでは普通の人と一緒で当たり障りのない質問しかしませんが、多分時間の無駄で行かないと思います。

大学入試の情報収集もネットの普及で大きく変わりました。以前なら足を運んで見て現地で資料をもらってそれから質問を考えることが多かったのですが、今では事前にネットで大学HPに入ってアクセス方法から入試内容そして挙句の果てには大学生活までありとあらゆる情報があります。また予備校などの独自の学校解析による評価もたくさん存在しています。そこまで調べて予習しておくと実際に説明会やオープンキャンパスに参加しても短時間で効率よく実りある成果が出ます。そこまでの準備は完璧なのですが、いざ入試で合格するかどうかは全くの別問題で本人次第であることは言うまでもありません。

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