予備校に行く前に

センター試験が終わると同時に予備校探しが始まります。一見とても気が早いように思えますが、詐欺に遭われた「はれのひ」の成人式の着付けでも2年前から予約しないとよい日時を確保できません。また出張で上京する時に東横インの会員価格で土曜の夜を予約しようとすると半年前の売り出し日に予約しないと駅前などの好立地のホテルはすぐに満室になってしまいます。予備校も同じ理屈です。授業などの実際の講座を確保するのは3月でも問題なく可能です。問題なのは寮なのです。一般的に予備校へ自宅から通学することは余程の好条件が揃っていない限り不可能です。では寮ならどこでもよいか?そんなことは絶対にありません。寮の周囲の環境や寮から予備校までの通学距離と時間も大変重要な要素になってきます。そして一番大切な事、それは長女の時に学んだことですが、周囲の同級生も同じような目標を持って1年間を捧げるわけですから、同志のレベルの高い寮で一緒に団体戦で受験を勝ち抜いていかなければならないのです。たかが予備校の寮と言ってもされど予備校の寮なのです。特にハイクラスを受け入れる寮は予備校での成績優秀者でないと入寮できないこともしばしばです。そういった内部事情を経験していなければ素人にはわかるはずもありません。ちょうど4年前に長女がセンター試験を終えた段階でどんどん寮の仮予約が埋まっていき2月下旬には一杯でした。その厳しさを前回は学習しました。ですから今回はセンター試験直後に某予備校の寮を予約金まで支払って仮予約したのです。勿論、子供がその予備校に行くとは限りませんが、押さえるだけ押さえてからゆっくりと考えればよいのです。いくらでも後になって行きたくなければキャンセルも可能なのです。例えていえば一般の方が旅行を計画するときに行くか行かないかは別にしてホテルだけでも押さえておこうという心理と一緒です。1週間前までにキャンセルすればキャンセル料はかかりませんし、最近のビジネスホテルチェーンでは前日までキャンセル無料の所も少なくありません。

実際にもし仮に予備校に行くとしたらと比較検討して子供とも少しは会話しましたが、なにせ現役受験生で合格が第一目標ですから「もし落ちたらどの予備校に行く?」と根掘り葉掘り聞くこともできません。さらっと流すように「大手予備校?それとも専門的に特化した予備校?寮には勿論入るよね?」聞いて後は親が勝手に予備校検索をしたり過去に行った人にその情報を聞いたりと情報収集も大変でした。しかし今回は長女の時にかなりの情報を集めていましたのでタイミングを逸せず寮の予約に乗り遅れないようにすることできました。2月中旬で私立大学入試はほぼ終了し下旬の国立大学の二次試験も控えていますが、その主戦場とは別の意味での順番とりが待っているのです。本当はそんな事で悩むこと自体が本末転倒なのですが、それでも最良の事をしたいという親の勝手な自己満足なのかもしれません。3月になって大学に合格して予備校をキャンセルできればそれが一番なのですが、それも実力と運次第で神のみぞ知ることでなかなか厳しいそうです。

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