第2回子供の教育を真剣に考える会

先日、「第2回子供の教育を真剣に考える会」が開催されましたのでご報告します。今回の最大の目玉はMRさんの娘さんが有名女子中高一貫校に合格されたことです。勿論のことご両親のサポートは大変だったと思いますが、主役の本人が一番大変だったことに間違いありません。そして中高一貫校に入学すると周囲は同じように厳しい試験を勝ち抜いてきた凄い子ばかりですのでこれからの6年間の競争が待ち受けています。ですから自分のモチベーションをいかに保ち続けて自身の立ち位置を決めていかなければなりませんので入学してから一層大変です。老婆心ながら中学受験を終えた親としての心得と率直な感想を述べさせていただきました。人生死ぬまで勉強なのです。一時的なマイルストーンで喜怒哀楽が発生しますが、すぐに元のレールに戻って走り出します。その特急列車の終着駅はありません。そのような列車に乗って人生という舵を切っていくのです。同業種や異業種に関係なくこのような話題を真剣に話すことはあまりないのですが、この「子供の教育を真剣に考える会」という旗の元では話せてしまうので不思議なものです。

関西以西の中学受験は1月下旬には終了します。そして大学センター試験を挟んで私立大学入試が始まり入試本番を迎えて2月初旬には関東で中学受験が一斉に始まります。そして国立大学の前期試験が終了すると同時に公立高校の受験が始まり3月中旬には最後のトリである国立後期試験で終了です。皆さんそれぞれの立場が異なるため全てが終了して反省会を開くには3か月近くのタイムラグがありました。そのため会を本当はもう少し早くやりたかったのですが、この時期までずれ込んでしまったのです。結局うちの長男が浪人する羽目になったことが一番遅れた原因でした。今回はうちとその中学受験に合格した以外には主だった受験生はいませんでしたのでもっぱらその話題に集中しましたが、その方の長男さんは今年高校3年でいよいよ本命の大学受験を迎えます。リベンジができる大学入試ですが、それでも一発で合格するにこしたことはありません。昨年経験した事を少しでも参考になればとお話しました。

今回も話していて感じたことですが、中学、高校、大学と受験は3年ごとに数珠つなぎのように連なっていきます。どこかで脱落もしくは逃げない限り必然的にやってきます。自分も当時はそう思いませんでしたが、歳をとってから振り返ってみると「当時はよくやったなあ。今同じことをやれと言われても決してできないよ」と実感します。多分若いからそしてまだ世間をあまり知らずに学校の先生から「白は白。黒は黒」と教えられてそれを吸収するだけでよかったからできたのだと思います。「黒でも白」と言われたらそれを信じて疑う余地はないのです。初等教育から大学までの教育でその人の人生をほぼ決定してしまい国家の命運さえも変えてしまうのです。隣国のように誤った教育でも子供がそれを信じて洗脳されればそれが正しくなってしまいます。未来ある子供たちに対する教育者の重要な使命は計り知れないものがあります。

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