福井へ旅行~研修編~

先週は研修会の直前までのお話でしたが、今回はその続きです。百聞は一見にしかずと言いますが、実際目の前で見ると思っていた以上にまた想像力が掻き立てられます。この立派な建物を見てもし自分ならこういう風にマネジメントしていくだろうと考えます。そのような意見の交換会が本日の3時間の研修会です。研修のみですと机上の空論になりがちですが、実物を見るとまた更にアイデアが湧いてきます。とても有意義な時間を持てたと思います。研修後は皆で山中温泉の旅館に移動です。本日のメインイベントはこれから夜の懇親会です。ゆっくりと露天風呂につかり今日1日の疲れを癒します。それから地元の美味しいものや地酒を飲みながらの意見交換会が始まるのです。今回の出席者はほとんど以前からの知り合いで数名は家族の慰安を兼ねてファミリーで来られています。一人で来ている者は皆で大部屋に押し込まれて3人部屋になりましたが、その代わりに部屋に露天風呂がついて豪華版です。とはいっても懇親会は二次会まで続き個人的な仕事上の悩みや子育てのことなど内容は多岐に渡り話も尽きません。夜はどんどん更けてあっという間に時間が過ぎていきます。あとは寝るだけで豪華な部屋をとった割にはあまり部屋自体を堪能できていません。しかし翌朝目が覚めて窓越しの景色は風情があります。前日の疲れも残ったまま朝食をとり午前は旅館のイベントホールで研修会2日目です。本日も内容の濃い事例ばかりで自分では経験できない疑似体験ができます。自分だけで考えてもなかなか良いアイデアは浮かんできません。全く異なる科のDrの話を聞くと新鮮です。多くの事例は自分にはあてはまりませんが、これからの自分がどっちの方向に進んでいけばいいかなどの方位磁石になります。目から鱗が涙のように落ちてきます。集中した3時間はあっという間に過ぎて終了時刻になります。今回も新たなきっかけを見つける旅にすることができた貴重な2日間でした。

帰りの東京組は金沢まで出て北陸新幹線で東京へ帰ります。私はサンダーバードに乗って京都まで行き乗り換えて夕刻には徳山に到着しました。このような研修会と息抜きを兼ねた旅行は家族との旅行とはまた異なりとてもよいものです。今回の研修で感じたことは20年前の自分を見ているようでした。皆それぞれがいろんなステージに立っていますが、その立っている先の道は見えません。多分この先にも同じような道があるのだろうと思いながら歩いて進んでいきます。知らぬ間に水たまりに踏み込んで足を滑らせて転ぶかもしれません。その道を過去に通ったことがある者は後から来る者にそこの水たまりに注意するように促しますが、相手もなかなか言うことを聞きません。私もそうでした。皆自分の脚で歩いて躓きながら学んでいくのです。ただ先陣をきった者の言うことを素直に取り入れると良い場合も多くあります。今の自分は昔の自分よりは人の話を少しは聞き上手になったのかもしれません。しかし明日からの道は自分で探して切り開いていかなければなりません。福井への研修旅行が少しでもその足しになれば幸いです。

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