平成30年も終わります

今年最後のブログとなりましたので毎年恒例の歳末放談です。今年はなんといっても平成最後の大晦日です。元号が変わるのは30年ぶりで前回の時は研修医1年目の正月明けのバイト先で新元号を迎えました。昭和天皇の崩御でいきなり平成という元号を当時の小渕官房長官がテレビの前で発表されたのが昨日のようです。今回はあらかじめ新元号が発表される予定ですが、それでもいろいろと気忙しい1年になります。今年のゆく年くる年はテレビの前で嫌がおうにも感慨深くさせてくれることでしょう。

今年の最大のイベントは5月に院長交代という継承をしたことです。高齢の院長である父から当初は10月に継承する予定で事を進めていましたが、体調不良で入院したため急遽5月下旬という中途半端な時期に交代となってしまいました。少しずつ準備をしていましたのでスムーズに継承はできたのですが、それでもやることなすこと全ての手続きが初めてですのでいろいろとトラブルもありました。しかしどうにか家族やスタッフの助けを借りながら乗り切れたことで半年を経過した現在でやっとほっとしています。またおかげさまで体調不良の父も悪いながら低空飛行ですが安定して現在も入院中です。5月に急に体調を崩した時は父の容態よりも診療所存続させるためのお役所手続の方でテンパってしまいました。人の生き死によりもお役所手続の方に心配がいくなんて本末転倒のような気がしますが、日本のお役所はそれくらいの融通のきかない所なのでしょう。これからも末永く医療を細々と継承していくつもりです。

大きな出来事はそれのみで次の出来事といえば長男が浪人しましたので自分の心の中の気持ちとしては喪中のような感じです。早く年明けの入試で結果を出して喪が明けてほしいと思っていますが、こればっかりは相手のある事なのでどうにもなりません。まだまだ3月までは気忙しさが続きそうです。個人的には昨年の12月初めにいろいろな思いが重なり高校の数学、物理、化学を勉強することになり先月の11月までに一応1周目を終了させたことでしょうか。勿論試験問題として出題されても解けるほどの実力はありませんが、例題レベルなら解答を読めば理解でき子供に教えられるレベルまで引き上げたという感じです。それでも勉強しているとただ単にその内容を理解できるだけでなく、世の中のしくみと密接に関わっている事象がたくさん存在していることに改めて気づかされました。初めて勉強する時にはなんでこんな役立たずの事を勉強しなければいけないのだろうかと疑問に思うことがよくあります。しかしある程度いろいろな人生経験をした上で再びその勉強をすると過去には見えなかったものが見えてくることもよくあります。たまたま若かりし高校時代になんでこんなつまらない事をやらせるのかと思っていただけなのです。それは現在の立場でも同じように当てはまるのかもしれません。来年の歳末法放談は新しい元号の元での新たな一歩を踏み出してたくさんの素晴らしい経験をしてまたこの場でお話したいと思います。さらば平成!

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