全国うまいもの祭り

昔、徳山に近鉄松下というデパートがありましたが、平成の不況で駅前のお店はシャッターが閉まり地区唯一のデパートも閉店して既に5年以上が経過しています。どこのデパートでも最上階に催し会場というスペースがありそこでいろいろな展示会が定期的に開催されます。その目玉は何といっても全国うまいもの祭りでした。絵画や高級カバンや装飾品などは興味が無ければ足を運びませんでしたが、食に関しては誰でもついつい行ってしまいます。地元にデパートがあった頃はたまに出かけていました。しかしデパートがあればいつでも行けると思って逆に行かないことの方が多かったと今になって思います。閉店して初めてそのデパートの偉大さが分かりますが後の祭りです。この5年以上は全国うまいもの祭りなどというフレーズも地元のチラシや広告にあまり見ませんので忘れかけていました。

夏休みが終わって子供たちが皆いなくなるといつもの通り家の中はガランと広く感じてとても静かになり少し寂しくなります。それは家内も同じ気持ちでたまたま山口市の井筒屋で北海道うまいもの祭りが開催されると新聞の広告に入ってきましたので「たまには行ってみるか」と意見が一致して8月の下旬に行きました。私は個人的には札幌味噌ラーメンが好きですので開催場でラーメンを食べました。また北海道だけでなく全国の美味しいものも同時に売られていますので見て試食してついつい気に入ってたくさん買ってしまいます。それでも限られた時間と空間の中でしか生活していない我々にとっては結構な息抜きと娯楽になることを再認識しました。所詮、人間は食欲には勝てないということでしょうか。そこでいろいろと買い込みますが、ものの2週間もすれば全て食べ尽くしてしまいます。敵もさることながら1か月もすれば次の京都うまいもの祭りを開催するというチラシを入れてきます。マーケット戦略に思いっきり乗っかってしまいましたが、それはそれで美味しい物に釣られて各地から集まってきます。うちの場合は木曜の午後が休診ですのでその時間を利用して行きますが、その時間帯はお客さんがそんなに多くないのでゆっくりと見ることができます。先日の新規個別指導の時も開催されていましたので指導が終了してからものの10分で会場に着きますので、よくがんばったというご褒美を兼ねてラーメンと親子丼ぶりを食べました。よく女性がストレス発散で美味しい物を食べに行くという気持ちが少しは理解できたような気がします。

10月までに月1回で三回も行って山口市のためにお金を落としてきました。本当は周南市でお金を落とさなければいけないのですが、地元ではなかなか落とすところがありませんし、特に最近は飲食業が地元では不振で私の贔屓にしていた新南陽のお店が2軒立て続けに閉店してしまいまた新しく開拓しなければなりません。都会ではバブルで好景気と言われていますが、地方は決して景気がよいとは思えません。その中でのちょっとした楽しみがうまいもの祭りで11月も再び大北海道祭りがありましたので行ってきました。

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