コロナ第六弾、今、私たちにできる事

4月中旬にとうとう全国に緊急事態宣言が拡大されました。予想通り大都市から地方に徐々に新型コロナが迫ってきました。現在では世界中どこを見渡しても人と物の流れが途絶えることがありません。そのためにこの見えざる敵がいつの間にか人を介して全国へと拡散していきます。隣県の広島や福岡は東京ほどではないもののかなりのペースで感染者が増加しています。その間に挟まれた山口県の感染者が増加するのも時間の問題です。大都市への緊急事態宣言の発動は世論でも8割が遅かったと回答していますが、全国への緊急事態宣言は妥当なタイミングだと思います。しかし大都市への緊急事態宣言がもう少し早ければもっと展開は変わっていたかもしれません。一方で経済もどん底には落とせないことももっともなことで東京と政府と五輪のギリギリの駆け引きもあり早めの宣言に踏み切れなかったのかもしれません。どちらにせよ過去の事を嘆いても時間は戻りませんので前を向かなければなりません。

では医療体制はどうでしょうか?現在、東京の医療体制がパンク寸前になっています。人口も多く医療機関も多いためそれを地方と同じように論じることは困難ですが、もし現在と同じようなペースで地方の感染者が増加すれば東京よりもっと早く地方医療は崩壊してしまいます。そのためには感染を疑う場合のPCR検査をもう少し増やすことには賛成ですが、やたら感染者を見つけても重症化した患者さんやその他の救急患者さんへの対応がしっかり出来なければ意味がありません。しかしこの周南地区の3次救急医療機関に感染者の入院が増えていけば、近日中に身動きが取れなくなることも予想されます。ですから我々に今できることは意地でも人と接触しない事に尽きます。接触イコール感染のリスクが高まります。逆に言えば人と全く接触しなければ、現在感染していない人は絶対に感染しません。また感染しても無症状や軽症の人は自然に治癒します。人と100%接触しないことが不可能な事も重々承知で安倍総理は言っているのです。でも8割減らさなければ結局、2か月後の山口県は東京と同じになってしまうのです。治療法やワクチンが開発されれば話は変わりますが、この数ヶ月の勝負には間に合いません。

毎日、朝と昼と夜の全国ニュースと地方版ニュースをチェックするのが最近の日課になっていますが、感染者数の合計よりも日々の経時的感染者数の増加や感染経路不明の割合の方が気になります。その増加がオーバーシュートに繋がるからです。大都市では医療崩壊を防ぐために重症者は大病院にまかせ、中軽症者は中小病院やホテルに、そしてPCR検査の実施には地元医師会の医師が積極的に関わり始めています。それでギリギリ持ちこたえているというのが現状です。近日中には山口県や周南市からも同じ要請が来る可能性が高いので、こちらも気持ちはいよいよ緊急事態モードに突入です。だからこそ今皆さんができる事、それはステイホームなのです。「私一人だけなら」と思うことが明日の我が身に襲いかかってくるのです。

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