Zoomで次男と勉強会

コロナ禍で世の中のしくみが現在進行形で目まぐるしく変化しています。以前なら一極集中の東京に行くこと自体が仕事でしたが、現在は地方にいながらオンラインで上京せずに仕事ができます。また東京から地方へ移住して本社とネットで会議ができるようになって日常生活を含めた時間の流れも以前とは変わりました。働き方も改革されて出社せずに自宅勤務のリモートであたかも会社にいるようなバーチャルリアリティーで仕事が進んでいきます。そして通勤ラッシュも感染予防のため時差出勤を強いられ結果的にフレックスタイムなど今まででは改革が困難だった事案も一気に進みました。世の中の激変に学生にも大きな影響が出ています。秋までの前期に大学に一度も登校できずにオンライン授業のみの大学もかなりあると先日テレビで特集をしていました。長女、長男の大学も同様にほとんどがオンライン授業でどうしても外せない実習のみ少人数のグループに分けて時間差で実施しているためかなり手間がかかっているようです。

次男の学校は現在通常通り登校して授業を受けていますが、今春の緊急事態宣言下では学校に登校できずに自宅や寮でZoomにより授業を受けていました。最初は授業とは対面でしか成立しないという既成概念にとらわれていた私にとって疑心暗鬼でした。勿論、授業はオンラインでも可能なことは理解していますが、30-40人の生徒一人一人の手の動かし方や理解度などを把握するうえでは対面に勝るものはないという意味です。この3年間次男と一緒に二人三脚で良い部分も悪い部分も全て把握している自分の経験からの事実ですので間違いありません。しかし突きつけられた現実は変えようもなく世の中の流れに沿ってZoomで授業を受けるしかありません。しかしそれがきっかけで今までは寮内でiPADなどの使用が全面的に禁止されていたのが、勉強に限って使用可能となりました。未だに帰省の際には公共交通機関使用は不可で親の車での送迎が必須と言い張っているガラパゴス高校です。高校2年も後半となり来年の今頃は大学受験突入目前で塾や予備校などにも通わせる必要もあるかもしれません。そのため否が応にでもオンライン技術を我々ガラパゴス世代も使用せざるを得なくなり、10月下旬から学校の貸し出しiPADで寮と自宅をZoomで繋げて次男と手探り状態で数学の予習と復習を始めました。最初の数回はウェブカメラの位置をいろいろと置き換えてみたり電気スタンドや蛍光灯の位置を調整してみたりと手間取りましたが、いざやってみると意外にうまく事が運びました。現在では毎日夜の義務学習の90分の1コマを学校の貸し出しiPADを使用しています。週末にまとめてやるよりも毎日1時間程度を積み重ねた方が本人の理解の定着には有用だと確信しています。

今後の予定は11月下旬に期末テストがあるため現在はほぼ毎日夜の21時30分から23時までZoomを通して親子の会話を数学という言語を使用して実施しています。以前では考えられなかったことができるようになり、「必要は発明の母」と言われる通り不可能と思える事でも今回のコロナ禍で大きく変貌を遂げて今後も進化していきそうです。

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