中学生の新型コロナワクチン接種完了!

8月の日曜日に周南市内の中学生の新型コロナワクチン接種をしました。山口県はワクチン接種では全国でトップを走っていますが、中学生の接種も全国でもかなり早く行われました。まだ全ての県民や市民にワクチン接種が完了しているわけではありませんが、希望者のみで考えれば12歳以上の全ての県民に行われたことになります。これでワクチン不足さえ解消されれば10月までには全ての県民に行き渡るはずです。これもひとえに知事をはじめ県や市の行政担当のご苦労の賜物です。

最初に医師会に市内の中学生の接種の相談を受けたのは6月中旬で、県知事が市町村長を集めて高校をはじめとして中学生も接種すると号令をかけた直後でした。その前後には文部科学大臣が「学校での集団接種は馴染まない」と全国放送で流れましたので、中学生の集団接種はお蔵入りかなと思われていました。しかし山口県はこのような状況でも行動が早いためどんどんと話が進んでいきました。最初は学校での集団接種を基本として考えていましたが、我々は現行の予防接種法では昔と異なり学校での集団接種を想定していないことやワクチンの取り扱いや副反応や保護者同伴など様々なハードルが多くあったために学校ではなく大規模会場での接種を行政側に要請しました。市側は市文化会館や競艇場やふれあいセンターなどの接種会場を8月の日曜日に確保できたため、接種方法などの手順を7月中に市と医師会で詰めていきました。5月頃と異なり集団接種のノウハウが蓄積されてきましたのでスムーズに進みました。当初は市内の中学生と教職員が全て接種する場合は最大で5000人を超えるかもしれないという概算がなされていましたので不安もありましたが、各方面の医師や看護師や薬剤師の協力で想定以上の人材確保ができ非常に有難いことでした。そして各会場の下見も行って全てを整えて7月下旬に説明会を開きました。

そして実際には8月の日曜に東西2か所で500人、計1000人接種してそれを第1、2週に分けましたので、接種者は当初の最大人数の半分程度の2000人強でした。注射後に少し気分不良になった生徒さんも数名いらっしゃいましたが、大きな副反応もなく無事第1回目が終了しました。お盆をはさんで3週間後の第4、5日曜日に同様に競艇場と文化会館で2回目の接種も無事終了し、自分にとって大きなミッションもクリアできましたのでホッとしています。現時点では新型コロナワクチン接種は法律上12歳以上ですのでこれ以下の年齢での集団接種は想定されていません。万が一に年齢制限が撤廃されれば再度集団接種も検討されるかもしれませんが、現状でのワクチン不足や治験の進み方そして20歳から60歳のまだ接種できていない方に早く接種することが先決です。その結果として重症化や新規感染者増加に歯止めが徐々にかかってくると思います。

今回の写真は、以前ユーミンがクリスマスコンサートを行った文化会館です。舞台から眺める観客席は壮大で、当時のユーミンが我々を見渡した時と同じ気持ちになりました。コンサートはまだまだ時期尚早ですが、少しでも早く普通の生活に戻りたいものです。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です